メンバーの招待と権限の設定方法

メンバーを招待するには、設定 → チームから相手のログイン用メールアドレスへ招待を送ります。参加後は、見るだけの機能と、設定変更も任せる機能を選びます。制作会社に録画だけ見せる例、権限を保存する手順、参加できないときの確認方法を説明します。招待の取り消し、担当者の削除、複数チームの切り替えも確認できます。決済とメンバー管理を任せる設定は、オーナーが行います。
メンバーを追加するには、設定 → チームから招待メールを送ります。 相手の参加を確認した後、必要な機能を使えるように設定します。見るだけなら「閲覧のみ」、設定の変更も任せるなら「閲覧・書き込み」を選びます。
「制作会社に録画を見てもらいたい。でも、料金プランまで変えられると困る」。そんなときは、相手を自分のアカウントでログインさせる必要はありません。相手のメールアドレスを使って招待し、使う機能を選べます。
招待の目安は 1 分、権限設定は 2 分です。相手がメールを開いて参加するまでの時間は別にかかります。先に、相手がログインに使うメールアドレスと、任せたい作業を確認しておくと進めやすくなります。
「権限」は、その人がどの画面を見て、何を変更できるかという設定です。「オーナー」はチーム全体を管理する人です。決済とメンバー管理を任せる設定は、オーナーだけが変更できます。
1. 招待と権限設定の流れ
設定 → チーム(/team)のメンバー一覧に相手が表示され、必要な機能を開ければ、共同作業を始められます。 メールを送っただけでは、参加や設定の確認はまだ終わっていません。
下は、オーナー 1 人、社内メンバー 1 人、制作会社の担当者 1 人がいる例です。表示している名前やデータはサンプルです。
この下のデモで操作を試せます。本文の説明だけでも手順を確認できます。
メンバーごとに、6 つのグループの設定が並んでいます。社内メンバーの tanaka は、AI 最適化と Web録画・改善を「閲覧・書き込み」で使えます。決済とメンバー管理は「不可」です。
制作会社の partner は、AI 最適化と Web録画・改善を「閲覧のみ」で確認できます。接客と設定は使えません。結果を見て改善案を考える仕事なら、変更する権限が必要かを確認してから付けます。
一覧で見る場所
まず相手のメールアドレスを探します。同じ会社の担当者が複数いても、会社名だけで判断せず、招待した本人の行を確認します。次に、任せる機能の設定を見ます。
「招待したから使えるはず」と考えず、相手にも必要な画面を開いてもらいます。設定変更を任せる場合は、画面を見る権限だけでなく、保存できる権限があるかを確かめます。確認のために、実際の料金プランや不要な設定を変更する必要はありません。
共同作業を始める前に、次の内容を共有しておくと、何を任されたかが明確になります。
- 作業するチーム名。
- 見てよい機能と、変更してよい機能。
- 今回依頼する作業。
- 設定を変える前に相談が必要な場合、その連絡先。
- 作業が終わったことを伝える相手。
2. 招待前に確認すること
招待する側にメンバー管理の権限があり、相手のログイン用メールアドレスが分かれば、招待できます。 先に相手のアカウントを作ってもらう必要はありません。
| 必要なもの | 補足 |
|---|---|
| 招待する側の権限 | チームのオーナー、またはメンバー管理の権限を持つメンバー。参加直後のメンバー (閲覧のみ) は招待できません |
| 招待する相手のメールアドレス | 相手が AgentSignal にログインするときに使うアドレスと同じものが必要です。Google / Microsoft / Apple でログインする人は、そのアカウントのメールアドレス |
相手が普段連絡に使うアドレスと、ログインに使うアドレスが同じとは限りません。「AgentSignal にログインするときに使うメールアドレスを教えてください」と確認します。
Google・Microsoft・Apple のアカウントでログインする場合も、招待先と同じメールアドレスである必要があります。仕事用と個人用のアカウントを使い分けている人には、どちらで入るかを先に選んでもらいます。
招待する側に必要な確認
サイドバー上部のチーム名を見て、招待先のチームを開いていることを確かめます。複数の顧客を担当している場合は、別の会社のチームへ招待しないようにします。
次に、設定 → チームを開きます。「メンバーを招待」が見当たらない場合は、オーナーか、メンバー管理を任されている人に依頼します。ほかの機能を変更できても、招待できるとは限りません。
招待を代わりに頼むときは、メールアドレスだけでなく、任せたい作業も伝えます。「録画を見て改善案を出してもらう」「AI 最適化の想定質問を追加してもらう」のように書くと、参加後の権限も決めやすくなります。
相手に先に伝えておく文の例
AgentSignal のチーム「対象のチーム名」に招待します。招待先は「ログインに使うメールアドレス」です。届いたメールのリンクを開き、このアドレスでログインしてください。参加できたら、必要な機能をこちらで設定します。
かぎ括弧の部分は、実際の情報に置き換えます。パスワードを送ってもらう必要はありません。相手は、自分のアカウントでログインします。
3. 招待メールを送る
「メンバーを招待」にメールアドレスを入れて「招待を送る」を押します。 相手が招待先と同じアドレスでログインすると、チームに参加できます。
- 左メニューの 設定 → チーム を開きます。
- メンバーを招待 に、相手のメールアドレスを入力します。
- 入力したアドレスを確認し、 招待を送る を押します。
- 相手に招待メールのリンクを開いてもらいます。
- 相手が、招待先と同じメールアドレスでログインします。未登録なら、そのアドレスで登録します。
- メンバー一覧に相手が参加したことを確認します。
- 書き込みが必要な場合は、参加後に権限を変更します。
招待メールのリンクを知っているだけでは参加できない
参加できるのは、招待先のメールアドレスでログインした本人です。別のアドレスでログインした人は、リンクを開いても参加できません。
以前の、リンクを知る人が参加できる方式は廃止しています。メールを転送して別の担当者を参加させるのではなく、その担当者のアドレスへ新しく招待を送ります。
たとえば担当者が交代した場合は、前任者の招待メールを使い回しません。後任者のログイン用アドレスを確認して招待します。参加済みの前任者を外す操作は、招待とは別に行います。
参加直後は「閲覧のみ」
参加したばかりのメンバーには、設定を変更する権限は付きません。画面を見るための権限から始まります。「招待したのに設定を保存できない」という場合は、必要な機能を「閲覧・書き込み」にするか確認します。
招待先を誤った場合に、設定変更までできる状態を渡さないための仕組みです。ただし、閲覧も情報を見せる権限です。間違った相手に送ったことが分かったら、参加前なら招待を取り消し、参加済みならメンバー一覧で対応します。
送信後に確認する場所
まだ相手が参加していない招待は、同じ画面の「送信済みの招待」で確認します。相手が参加できない場合は、メールが届いたか、ログイン用のアドレスが合っているかを順に確かめます。
招待を送る作業と、相手が参加する作業は別です。送信済みの一覧だけを見て「相手が使えるようになった」と報告せず、メンバー一覧と相手の画面で確認します。
4. 閲覧・編集・管理の違い
機能ごとに、見るだけにするか、変更も任せるかを選べます。 設定するグループは、通常の機能 4 つと、決済、メンバー管理を合わせた 6 つです。
| グループ | 対象の画面 | 付けられる段階 | 誰が付与できるか |
|---|---|---|---|
| AI 最適化 | AI 引用率 / AI 流入 / URL 診断 | 不可 / 閲覧のみ / 閲覧・書き込み | オーナー、メンバー管理権限を持つ人 |
| Web録画・改善 | Web録画 / ライブ録画 / UI改善 / ユーザー / CV / カスタムイベント / エラー検知 | 不可 / 閲覧のみ / 閲覧・書き込み | 同上 |
| 接客 | チャット一覧 / AI ボット設定 / チャット設定 | 不可 / 閲覧のみ / 閲覧・書き込み | 同上 |
| 設定 | 計測タグ / プライバシー など(チーム名の変更はオーナーのみ) | 不可 / 閲覧のみ / 閲覧・書き込み | 同上 |
| 決済 | 有料プランの契約・変更 | 不可 / 管理可 | オーナーのみ |
| メンバー管理 | 招待・権限編集・メンバー削除 | 不可 / 管理可 | オーナーのみ |
「AI 最適化を任せる」なら AI 最適化の設定を確認します。「録画を見せたい」なら Web録画・改善を確認します。仕事の内容から対象のグループを選ぶと、関係のない設定まで変更できる状態にせずに済みます。
表にある UI改善、CV、カスタムイベントなどは、実際のメニュー名です。CV は、申し込みなどの成果として登録した行動を指します。名前が分からない項目まで全部許可せず、相手に開いてもらいたい画面を確認します。
通常の機能では「不可」「閲覧のみ」「閲覧・書き込み」を使います。決済とメンバー管理には「管理可」があります。合わせて 4 種類の表示がありますが、すべてのグループで同じ選択肢が出るわけではありません。
| 段階 | できること | できないこと |
|---|---|---|
| 不可 | その機能のメニューを開けない | 一切の閲覧 |
| 閲覧のみ | 画面を開いてデータを見る、録画を再生する | 設定の変更・保存、想定質問の追加、チャット設定の変更 |
| 閲覧・書き込み | 閲覧に加えて、その機能グループ内の設定変更・登録 | 決済、メンバーの招待・権限編集 (別グループ) |
| 管理可 (決済 / メンバー管理のみ) | 有料プランの契約・変更 / 招待・権限編集・削除 | — |
上司に結果を見せるだけなら、「閲覧のみ」で足りるかを確かめます。想定質問の追加や設定の保存まで担当してもらうなら、そのグループに「閲覧・書き込み」を付けます。
決済とメンバー管理は、別に確認する
決済の「管理可」は、有料プランの契約や変更に関わります。メンバー管理の「管理可」は、招待、権限編集、メンバー削除に関わります。通常の機能の書き込み権限とは別です。
この 2 つの「管理可」を付けられるのは、オーナーだけです。メンバー管理を任された人が、さらに別の人へ同じ管理権限を渡すことはできません。管理する人を増やす判断は、オーナーが行います。
「録画を見せるために招待した」という理由だけで、決済やメンバー管理を付ける必要はありません。相手の作業に必要かどうかを、別々に判断します。
オーナーの設定について
オーナーはチーム全体を管理する権限を持ちます。メンバーの権限を編集する画面から、オーナーの権限を「不可」に変更することはできません。
編集する前には、相手の名前とメールアドレスを確認します。オーナーを別の人へ変更する必要がある場合は、通常の機能の権限を付け替える操作では対応できません。ヘッダーの「AI に質問」から、チーム名と現在のオーナーのメールアドレスを添えて問い合わせます。
5. 仕事に合わせた権限の設定例
肩書きだけで決めず、その人に任せる作業に必要な設定を選びます。 下の表は出発点として使える例です。実際の担当範囲に合わせて確認します。
| 役割 | AI 最適化 | Web録画・改善 | 接客 | 設定 | 決済 | メンバー管理 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| オーナー (契約者) | 閲覧・書き込み | 閲覧・書き込み | 閲覧・書き込み | 閲覧・書き込み | 管理可 | 管理可 |
| 社内のマーケ担当 | 閲覧・書き込み | 閲覧・書き込み | 閲覧・書き込み | 閲覧のみ | 不可 | 不可 |
| 社内の Web 担当 (タグを触る人) | 閲覧のみ | 閲覧・書き込み | 不可 | 閲覧・書き込み | 不可 | 不可 |
| 制作会社 (改善提案を依頼) | 閲覧のみ | 閲覧のみ | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
| 代理店 (AI 最適化の運用を委託) | 閲覧・書き込み | 閲覧のみ | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
| 接客担当 (チャット対応) | 不可 | 不可 | 閲覧・書き込み | 不可 | 不可 | 不可 |
| 経理 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 (請求はオーナーが確認) | 不可 |
| 閲覧だけの上司・役員 | 閲覧のみ | 閲覧のみ | 閲覧のみ | 不可 | 不可 | 不可 |
制作会社に「録画を見て改善案を出してもらう」だけなら、録画の再生やヒートマップの閲覧は「閲覧のみ」で行えます。ヒートマップは、よくクリックされた場所などを色で確認する画面です。
AI 最適化の運用を代理店に任せ、想定質問の追加なども行ってもらうなら、AI 最適化を「閲覧・書き込み」にします。ほかの機能も必要になったときは、その作業を確認してから追加します。
例:録画だけ見せたい
Web録画・改善を「閲覧のみ」にします。AI 最適化、接客、設定は、今回の依頼に必要なければ「不可」にします。決済とメンバー管理も付けません。
相手には、録画を確認してほしいページや期間を別に伝えます。権限の設定は、どの機能を使えるかを決めるものです。何を調べてほしいかという依頼内容まで、代わりに伝えるものではありません。
相手が「別の画面も見たい」と言った場合は、画面名と用途を聞きます。困ったときに全部の設定を広げるのではなく、追加の作業に必要な範囲を確認します。
例:チャット対応を任せたい
接客を「閲覧・書き込み」にします。録画や AI 最適化の運用も同じ人が担当するかは、別に確認します。チャット対応を任せたことを理由に、ほかの機能の変更まで一括で許可する必要はありません。
チャットの設定内容や担当範囲も、作業前に共有します。相手が設定を保存できない場合は、接客の権限を確認します。別のグループだけを変えても、その画面の権限は増えません。
例:経理に請求内容を共有したい
表では、オーナーが請求を確認し、経理へ請求書や領収書を共有する運用を示しています。請求内容の確認だけを頼むために、契約変更までできる状態にする必要があるかを検討します。
決済の管理を実際に委任する場合は、オーナーが決済の「管理可」を付けます。誰が契約変更を行うかも、社内で分かるようにしておきます。
6. メンバーの権限を変更する
対象のメンバーの行で「権限を編集」を開き、設定を選んで保存します。 選んだだけでは、変更は完了していません。
- 設定 → チーム を開きます。
- メンバー一覧で、相手のメールアドレスを確認します。
- 権限欄の 権限を編集 (鉛筆アイコン)を押します。
- 各グループの設定を選びます。通常は値が表示されるだけで、編集を開くまで変更できません。
- 決済・メンバー管理の「管理可」が必要な場合は、オーナーが設定します。
- 変更する項目を確認し、右端の 保存 を押します。
- 権限を更新しました と表示されたことを確認します。
変更をやめる場合は キャンセル を押します。間違ったメンバーの行を開いた場合も、そのまま保存せず、キャンセルして対象を選び直します。
保存した時点で新しい設定が反映されます。相手が画面を開いたままなら、次にページを移動したときから新しい権限になります。変更後も古い画面だけを見続けていないかを確かめます。
保存前に見直す項目
- 相手のメールアドレスが合っている。
- 変更するチームが合っている。
- 見るだけの仕事に、書き込みまで付けていない。
- 変更が必要な機能は「閲覧・書き込み」になっている。
- 決済とメンバー管理は、別に必要性を確認した。
保存後は、相手にも対象の画面を開いてもらいます。「権限を付けました」だけで終えず、「Web録画を開けますか」のように、確認する画面を具体的に伝えます。
相手がまだ操作できない場合は、同じ設定を何度も保存する前に、相手が見ているチームとログイン用メールを確認します。対象が違えば、正しいメンバーの権限を変えても問題は解決しません。
7. 招待を取り消す・メンバーを外す
参加前なら招待を取り消し、参加後ならメンバー一覧から削除します。 どちらも、まず相手が参加済みかどうかを確かめます。
| したいこと | 場所 | 操作 | 影響 |
|---|---|---|---|
| まだ参加していない人の招待を無効にする | 設定 → チーム → 送信済みの招待 | 取り消す | その招待メールのリンクは使えなくなる。再度招待すれば新しいメールが届く |
| 参加済みのメンバーを外す | 設定 → チーム → メンバー一覧 | 削除 → 確認ダイアログで OK | その人はチームの画面を開けなくなる。その人が作ったデータ (プロジェクト・設定) はチームに残る |
| 一時的に触らせたくない | メンバー一覧 → 権限を編集 | 各グループを「不可」に | 削除せずに閉じられる。再開時に戻すだけ |
契約が終わり、今後そのチームを使う予定がない担当者は、メンバーから外すことを検討します。一時的に利用を止めたい場合は、必要なグループを「不可」にしておく方法もあります。
まだ参加していない場合
設定 → チームの「送信済みの招待」で、対象のメールアドレスを確認し、 取り消す を押します。その招待メールのリンクは使えなくなります。
アドレスを間違えたときは、古い招待を取り消してから、正しいアドレスへ送り直します。相手には新しいメールを開いてもらいます。どちらの招待を取り消したかを、メールアドレスで確認します。
参加済みの場合
メンバー一覧で、外す相手の行を確認します。 削除 を押し、確認画面で内容を確かめて OK を選びます。
削除されるのは、その人がチームに所属する関係です。その人が作った録画、AI 最適化のプロジェクト、チャット設定などは、チームに残ります。作業を引き継ぐために、同じデータを作り直す必要はありません。
再び参加してもらう場合は、改めて招待します。参加直後は「閲覧のみ」から始まるため、以前と同じ運用を任せる場合でも、必要な設定を確認し直します。
担当交代のときの確認
前任者を外す作業と、後任者を招待する作業を分けて記録します。後任者が参加しただけで、前任者が自動で外れるわけではありません。
引き継ぐ人には、チーム名、担当する機能、作業中の内容を伝えます。作成済みのデータがチームに残ることと、誰が次の作業を行うかは別なので、担当も決めておきます。
8. チームを切り替える
サイドバー上部のチーム名から、所属しているチームを切り替えられます。 権限はチームごとに別なので、同じ人でも使える機能が異なります。
制作会社や代理店の担当者は、複数の顧客のチームに参加することがあります。チーム名を押すと所属先の一覧が出ます。対象を選ぶと、「〜に切り替えました」と表示されます。
A 社では「閲覧・書き込み」、B 社では「閲覧のみ」という設定もできます。「さっきまで保存できたのに、今はできない」ときは、まずチーム名を見ます。以前の操作が別のチームで行われた可能性があります。
招待とタグの発行では、特に先に確認する
招待を送る前には、その人が参加するチームを開いているかを確かめます。顧客名だけでなく、作業依頼に書かれたチーム名と照らし合わせます。
計測タグもチームごとに別です。計測タグは、サイトの訪問や操作を記録するために設置する短いコードです。A 社のサイトに B 社のチームのタグを貼ると、A 社の訪問が B 社のチームに記録されます。
タグをコピーする前と、設置先へ渡す前に、チーム名と対象サイトを確認します。具体的な設置方法は 計測タグを設置する で確認できます。
問い合わせるときもチーム名を添える
「画面が開けません」という連絡だけでは、どのチームの設定を確認すればよいか分かりません。対象のチーム名、開きたい画面、表示されたメッセージを添えてもらいます。
別のチームでは操作できる場合も、その情報を一緒に確認します。同じログインでも、チームごとに設定が違うためです。全チームの設定をまとめて広げる必要はありません。
9. 参加できない・保存できないとき
最初に、メールアドレス、チーム名、使いたい機能の権限を確かめます。 どこで止まっているかが分かれば、調べる設定を絞れます。
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 招待メールのリンクを踏んだのに参加できない | 招待先と違うメールアドレスでログインしている | 招待先のアドレスでログインし直す。Google / Microsoft ログインの場合は、そのアカウントのアドレスを確認する |
| 参加はできたが、メニューがほとんど出ない | 対象の機能が「不可」になっている可能性 | 招待した側が 設定 → チーム で対象の機能を確認する |
| 画面は開けるが「保存」が押せない | そのグループが「閲覧のみ」 | 「閲覧・書き込み」に変更してもらう |
| 有料プランのページで契約できない | 決済の「管理可」が無い | オーナーに契約を依頼する。決済の管理可はオーナーだけが付与できる |
| メンバーを招待するボタンが無い | メンバー管理の「管理可」が無い | オーナーに招待を依頼する |
| 昨日までできた操作ができない | 別のチームを開いている、または権限が変更された可能性 | サイドバー上部のチーム名を確認して切り替える |
| 招待メールが届かない | 迷惑メールに入っている / アドレスの打ち間違い | 迷惑メールを確認し、無ければ「送信済みの招待」を取り消して再送する |
表の症状が近くても、原因を決めつけず、実際の画面で確認します。特に「昨日はできた」という場合は、チームの切り替えと権限変更の両方を確認します。
招待メールが届かない場合
まず迷惑メールを確認してもらいます。次に、招待する側が「送信済みの招待」でアドレスを見直します。入力に誤りがあれば、取り消して正しいアドレスへ送り直します。
相手が別の受信箱を見ていないかも聞きます。連絡用のアドレスではなく、ログイン用のアドレスへ送った場合は、どこを確認すればよいかを伝えます。
メールは届いたが、参加できない場合
相手がログインしているメールアドレスを確認します。Google や Microsoft でログインする場合は、ブラウザで別のアカウントを選んでいないかも見ます。
招待を取り消していないかも、「送信済みの招待」で確認します。必要なら改めて送り直し、新しく届いたメールのリンクを使ってもらいます。
画面は開くが、保存できない場合
その機能が「閲覧のみ」かを確認します。変更作業を任せるなら、オーナーかメンバー管理を任されている人が「閲覧・書き込み」にします。
変更後は、相手に対象のページへ移動し直してもらいます。それでも保存できなければ、開いているチーム、画面名、表示されたメッセージを確認します。
自分で解決できない場合
ヘッダーの「AI に質問」で、次の情報を伝えます。パスワードは不要です。
チーム名:対象のチーム名
対象のメンバー:招待したメールアドレス
したいこと:録画を開く、設定を保存するなど
止まっている場所:画面名と表示されたメッセージ
確認したこと:招待先とログイン用メールが一致している、など
相手から受けた連絡をそのまま転送するより、どこまで確認したかを添えると、同じ確認を繰り返さずに済みます。
10. 不要になった権限を見直す
権限は、相手に任せる仕事に必要な分から始めます。 使う範囲が広がったら追加し、仕事が終わったら見直します。
この考え方は「最小権限」と呼ばれます。NIST の SP 800-53 では、AC-6 として示されている原則です [3]。普段の運用では、「その仕事に必要な画面と変更だけを許可する」と考えると分かりやすくなります。
| 原則 | AgentSignal での実装 |
|---|---|
| 本人確認してから入れる | 招待メール宛のアドレスでログインした本人だけが参加できる。URL 共有方式は廃止 |
| 最小権限から始める | 参加直後は閲覧のみ。書き込みは後から付ける |
| 権限を配る権限を絞る | 決済とメンバー管理の管理可はオーナーだけが付与できる (連鎖を防ぐ) |
| 変更を明示的にする | 権限は鉛筆 → 保存の 2 段階。既定では表示のみで、誤操作で変わらない |
Google Workspace の管理者の役割 [4] や、GitHub の組織の役割 [5] でも、担当する仕事に応じて使える範囲を分けます。ほかのサービスを使った経験がなくても、同じ考え方で設定できます。
アカウントを共有せず、本人を招待する
同じアカウントを複数人で使うと、担当者が交代したときに、その人だけを外すことが難しくなります。本人のメールアドレスで招待しておけば、メンバー一覧から参加状態を確認できます。
「閲覧だけだから共有でよい」とせず、見る仕事にも本人のアカウントを使います。録画や設定を見せる範囲を選び、仕事の終了後に見直せるようにします。
作業が変わったときに見直す
制作会社へ依頼する内容が、録画の確認から設定変更へ広がったら、必要なグループを確認します。反対に、運用が終わって報告の確認だけになったら、書き込みが引き続き必要かを見直します。
契約が終わった担当者がメンバーに残っていないかも確認します。招待の設定だけでなく、終了時の手順を決めておくと、誰が外すかが曖昧になりません。
設定の理由を共有する
「不可にしてあります」だけでは、相手は自分の仕事ができるか判断しにくくなります。「今回は録画の確認を依頼するため、Web録画・改善だけを閲覧できます」と説明します。
必要な画面が足りない場合は、相手に画面名と用途を連絡してもらいます。権限を増やすかどうかを、依頼内容に沿って判断できます。
まとめ
招待先のメールを確認し、参加後に必要な機能を設定すれば、アカウントを共有せずに共同作業を進められます。 最後に、相手が使う画面を開けることまで確認します。
- 招待は 設定 → チーム から送ります。招待先と同じメールアドレスでログインした本人が参加できます。
- 参加直後は「閲覧のみ」です。変更作業を任せる機能だけ「閲覧・書き込み」にします。
- 決済とメンバー管理の「管理可」は、オーナーだけが付けられます。
- 保存前に、相手のメールアドレス、チーム名、変更する機能を確認します。
- 参加前なら招待を取り消し、参加済みならメンバー一覧で外します。メンバーを削除しても、作成済みのデータはチームに残ります。
- 操作できないときは、メールアドレス、チーム名、その機能の権限を順に確かめます。
よくある質問
- Q. 招待メールのリンクを別の人に転送したら、その人が参加できてしまいますか?
- 招待先と同じメールアドレスでログインした人だけが参加できます。別のメールアドレスでログインしても、転送されたリンクからは参加できません。
- Q. 招待したのに、相手が「参加できない」と言っています。
- ログイン中のメールアドレスと招待先が同じか確認します。Google や Microsoft でログインした場合も同じです。続いてチーム画面の送信済みの招待を見て、取り消していないか確かめます。
- Q. 参加したメンバーが「権限がありません」と言われて画面を開けません。
- チーム画面で、そのメンバーが該当する機能を閲覧できるか確認します。参加直後は閲覧のみで、編集はできません。決済やメンバー管理の権限は、オーナーが付与します。
- Q. 制作会社に録画だけ見せたいのですが、他の機能は隠せますか?
- できます。Web録画・改善を「閲覧のみ」にして、AI 最適化・接客・設定は「不可」にします。決済とメンバー管理も許可しなければ、依頼に不要な機能を開けません。
- Q. 「閲覧のみ」と「閲覧・書き込み」の違いは何ですか?
- 閲覧のみは内容の確認ができます。閲覧・書き込みは、その機能で設定の保存や質問の追加などもできます。見るだけの依頼には閲覧のみを選びます。
- Q. オーナーを別の人に変えられますか?
- 通常のメンバー権限の編集では、オーナーを変更できません。決済やメンバー管理を任せても、相手がオーナーになるわけではありません。担当者が変わる場合は、先に必要な引き継ぎ方法を確認します。
- Q. メンバーを削除すると、その人が作ったデータも消えますか?
- チームのデータは残ります。外れるのはその人のチームへの参加だけです。録画、AI 最適化のプロジェクト、チャット設定などは削除されません。
- Q. 1 人で複数のチームに所属できますか?
- できます。画面左上のチーム名で切り替えます。権限はチームごとに別です。一方のオーナーでも、別のチームでは閲覧のみという場合があります。
出典・参考データ
- [1] AgentSignal 使い方ガイド (チーム・権限管理) (AgentSignal) — 取得 2026-09
- [2] AgentSignal 使い方ガイド (計測タグの設置) (AgentSignal) — 取得 2026-09
- [3] NIST SP 800-53 Rev. 5 — AC-6 Least Privilege (NIST) — 取得 2026-09
- [4] Pre-built administrator roles (Google Workspace Admin Help) — 取得 2026-09
- [5] Roles in organizations (GitHub Docs) — 取得 2026-09
この記事を書いた人
水島 翔吾株式会社kairos 代表取締役 / AgentSignal 開発者
AI クローラー・AI 流入計測と AIO 診断ツール AgentSignal を開発。実測データを元に AI 検索時代の計測と対策を書いています。
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