AIO対策の検証に120万円。メディアエンジンの新プランは何を含む?

メディアエンジンがAIO対策の検証プランを新設。記事2本120万円・5本195万円に含まれる支援、本格プランの月額と契約期間、発注前に確認したい条件を解説します。
AIO対策を試すために、120万円。
その金額で、何を確かめられるのでしょうか。
メディアエンジンが2026年9月29日、AI検索向けの支援サービスを更新しました。
新設した検証プランは、記事2本で120万円、5本で195万円。
初期設計費も含む料金です。[1]
金額だけを見ると、まず記事の制作単価が気になります。
ただ、外注を判断するなら「何本できるか」と一緒に、検証が終わったときに何が分かるかも押さえておきたいところです。
この記事では、新プランの公表条件を整理し、そのうえで発注前の確認方法を紹介します。
料金・支援範囲は発表資料に基づき、検証の進め方は編集部からの提案として分けて説明します。
メディアエンジンがAIO対策の検証プランを新設

今回の発表は、企業がAIO対策を外部に依頼するときの選択肢に関するニュースです。
売上やアクセスが伸びたという導入事例の発表ではありません。
9月29日に変わった支援内容と料金体系
更新の中心は、本格導入の前に施策を試す検証プランの追加です。
継続的な支援とは別に、まず取り組む範囲を絞った入口が用意されました。[1]
検討する側は、自社が止まっている理由を一つに絞ると相談しやすくなります。
「どんな質問で見つけてほしいか決まらない」のか、「必要な記事を制作する人がいない」のか。
課題が違えば、依頼したい作業も変わります。
たとえば、営業担当がよく聞かれる質問を持っている会社なら、それを最初の相談材料にできます。
すでに記事がある場合は、対象ページのURLも一緒に用意しておくと、新規制作が必要なのかという話から始められます。
AIO支援サービスは何をするものか
AIO対策とは、AIが質問に答える場面で、自社の情報を見つけ、内容を理解し、回答の参考にできるように整える取り組みです。
メディアエンジンは、コンテンツ制作やマーケティングを支援する会社です。[2]
今回のプランを考えるときも、記事の制作物と、その前後の分析を合わせて見ておくと、依頼する仕事を整理できます。
「AIに選ばれたい」だけでは、発注後の判断が難しくなります。
まずは「法人向けのコーヒー卸を探す人に、自社の配送条件を知ってほしい」のように、相手と伝えたい情報を具体化してみてください。
AIO対策の検証費用は2記事120万円・5記事195万円

公表された検証プランの料金は次のとおりです。[1]
| 制作する記事 | 公表料金 | 初期設計費 |
|---|---|---|
| 2本 | 120万円 | 含む |
| 5本 | 195万円 | 含む |
税区分や検証の実施期間は、今回確認した発表資料には記載がありません。
見積もり時に確認する項目です。
120万円と195万円は初期設計費を含む
この金額を、そのまま原稿執筆だけの料金として比べると、比較する条件がずれます。
見積書では制作費だけでなく、調査や設計、報告がどの項目に含まれるかを確認しましょう。
比較用の表は、次のように作れます。
下表は編集部が提案する確認欄であり、同社の納品仕様ではありません。
| 比べる項目 | 見積もりで埋めたい内容 |
|---|---|
| 制作前の調査 | 対象ページ、競合、調べる質問 |
| 記事制作 | 本数、修正範囲、入稿の担当 |
| 制作後の確認 | 確認時期、測る項目、報告形式 |
他社の見積もりを取る場合も、同じ欄を埋めれば、料金差が作業範囲によるものかを相談しやすくなります。
記事本数だけで検証プランを選ばない
編集部からの提案は、先に「調べたい顧客の疑問」を並べることです。
2本と5本のどちらを選ぶかは、その後に考えます。
コーヒー卸の例なら、「小ロットで発注できるか」と「定期配送を頼めるか」は違う疑問です。
一つの記事で両方に答えられる場合もあれば、条件が複雑で分けたほうが読みやすい場合もあります。
本数を増やす理由を「安く見えるから」だけにせず、答えたい疑問との対応で説明できるようにしておく。
そうすると、企画の提案を受けたときにも、自社に必要な内容かを判断できます。
AIO支援の検証プランには何が含まれる?

公表された範囲は、現状分析、キーワード設計、SEO・AIO向けの記事制作、レポート、質問対応・打ち合わせです。[1]
以下は、それぞれを依頼するときに確認したい点です。
現状分析とキーワード設計
最初の確認では、分析の対象を具体的にしておきたいところです。
「自社名で聞いた回答」と「会社名を出さず、おすすめを聞いた回答」では、確かめていることが違います。
前者は、自社情報がどのように説明されるか。
後者は、比較の候補に入るかを見る質問です。
どちらが営業上の課題に近いかを、支援会社へ伝えましょう。
準備する資料は、主力サービスのURL、想定顧客、よくある質問、比較される会社の一覧で十分に出発点になります。
対象AIや質問数は発表資料からは分からないため、見積もりの段階で確認します。
SEO・AIOを意識した記事制作
記事の確認では、キーワードの有無に加えて、顧客が判断に使える情報が入っているかを見ます。
料金の条件、対応できないケース、申し込みまでの流れなど、自社でしか確定できない情報を渡すことが大切です。
Googleは、AIによる検索機能でも従来のSEOの基本が有効であり、特別なAI用ファイルや専用の構造化データは必要ないと案内しています。
表示が保証されるわけでもありません。[3]
発注側では、事実確認をする担当者を決めておきましょう。
原稿の表現が整っていても、配送地域や料金条件が古ければ、読者が次の行動を決められません。
レポート・質問対応・打ち合わせ
報告資料は、契約前に見本を確認できると安心です。
編集部としては、集計した数字に加え、実際の質問と回答、確認日、参照されたページをたどれる形式を勧めます。
たとえば「紹介される回数が増えた」という報告でも、質問の内容や対象AIが途中で変わっていれば、同じ条件での変化かを読み取れません。
打ち合わせでは、結果の説明だけでなく「次に続ける施策は何か」「いったん止める施策はあるか」を聞くと、継続予算の判断につながります。
報告頻度や会議回数は、個別に確認してください。
本格的なAIO対策プランとの違い

継続支援には次の2種類が示されています。
技術面やPR・SNSも支援対象に挙げられていますが、それらが検証プランに含まれるとは読み替えないようにしましょう。[1]
| 継続プラン | 月額料金 | 最低契約期間 |
|---|---|---|
| トータル | 77.5万円〜 | 10か月〜 |
| カスタム | 90万円〜 | 6か月〜 |
トータルプランは月77.5万円から・最低10か月
月額料金を比較するときは、社内で予算を確保する期間も一緒に見ます。
単月の支払いだけで判断すると、年度をまたぐ契約や更新時の承認を見落としやすくなります。
相談時には、初期の調査から制作、公開後の確認までを、どの月に行う想定か聞いてみてください。
社内の確認担当者が確保できるかも、実行しやすさを左右します。
また、検証プランを利用した場合に、その分析や制作物を継続支援へ引き継げるかも確認事項です。
二重に作業や費用が発生するかどうかは、公表価格だけでは判断できません。
カスタムプランは月90万円から・最低6か月
「カスタム」という名称だけで、総額が小さくなるとは限りません。
自社が行う仕事と外部に任せる仕事を並べ、見積もりに何が残るかを確認します。
記事を書ける担当者はいるものの、分析や技術確認の担当がいない会社もあるでしょう。
その場合は、既存の制作体制を説明したうえで、どの部分を支援してもらえるか相談できます。
依頼する作業を減らすときも、その作業を誰が引き受けるかまで決めることが大切です。
「自社で対応」の欄だけが増え、実際には誰も着手できない状態を避けられます。
AIO対策の検証で契約前に決めたいこと

検証に使う費用は、次の判断に使える情報が残るかで考える。
ここからは、この新プランを問い合わせる際に使える編集部の確認案です。
対象のAI・質問・検証期間をそろえる
契約前に一枚のメモを作り、支援会社と認識を合わせておきましょう。
初回相談で全部決まらなくても、空欄が分かれば、次に聞く内容がはっきりします。
| 確認欄 | 記入すること |
|---|---|
| 目的 | 誰の、どんな疑問に答えたいか |
| 対象 | 調べるAIと質問の一覧 |
| 条件 | 確認日、回数、利用環境 |
| 期間 | 施策前と施策後をいつ比べるか |
| 判断 | 何が分かれば次の予算を検討できるか |
AIの回答は毎回同じとは限りません。
一度の回答だけで成功・失敗を決めず、確認方法とその限界を、レポートにも残してもらうと読み違いを減らせます。
AIでの紹介・サイト訪問・問い合わせを分ける
「AIに名前が出た」「サイトに来た」「問い合わせが届いた」は、それぞれ別の出来事です。
最初から一つの成果としてまとめず、次の3段階で確認することを勧めます。
- 紹介されたか: 対象の質問に対し、会社名や対象ページが回答に登場したか。
- 訪問されたか: 計測できる範囲で、AIからサイトへの流入を確認できたか。
- 行動につながったか: 問い合わせや申し込みに至ったか。
流入元が分からない訪問や、計測できない行動もあります。
すべてをAIの効果と決めつけず、確認できた数字と分からない部分を分けて報告してもらいましょう。
問い合わせで確認する納品物と追加費用
最後に、発表資料だけでは決められない条件を確認します。
そのまま相談メモに使える質問は次のとおりです。
- 公表料金は税込みですか。別途必要な費用はありますか。
- 開始から最終報告までの期間と、公開後の確認時期を教えてください。
- 記事の入稿・公開は誰が担当し、修正はどこまで含まれますか。
- 対象AI、質問数、確認回数、レポートの見本を確認できますか。
- 検証後に継続する場合、成果物・契約・料金はどう引き継がれますか。
発表に掲載された公式問い合わせ先へ相談する前に、対象サービスのURLと、確かめたい顧客の疑問を一つ用意しておくと、話を具体的に始められます。
支援会社を広く比較する段階なら、AIO対策の費用を整理した記事とAIO対策会社の選び方も参考にしてください。
よくある質問
- Q. 検証プランの120万円には何が含まれますか?
- 記事2本と初期設計費に加え、分析・キーワード設計・レポート・質問対応・打ち合わせが案内されています。[1]
- Q. 検証プランにはPR・SNS施策も含まれますか?
- PR・SNSや技術面の施策は継続プランの支援範囲として挙げられており、検証プランに含まれるかは個別の確認が必要です。[1]
- Q. 料金の税込・税別や検証期間はどこで確認できますか?
- 発表資料には記載がないため、記事末尾の公式問い合わせ先で税区分・実施期間・追加費用・公開後の確認時期を問い合わせてください。
出典・参考データ
- [1] メディアエンジン、企業のAI検索対策を支援する「AIO支援サービス」をアップデート (ソウルドアウト株式会社 / PR TIMES) — 取得 2026-10-01
- [2] メディアエンジン株式会社 公式サイト (メディアエンジン株式会社) — 取得 2026-10-01
- [3] AI features and your website (Google Search Central) — 取得 2026-10-01
この記事を書いた人
水島 翔吾株式会社kairos 代表取締役 / AgentSignal 開発者
AI クローラー・AI 流入計測と AIO 診断ツール AgentSignal を開発。実測データを元に AI 検索時代の計測と対策を書いています。
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