ChatGPTのプロンプトの書き方|調査・比較・文章修正の実務例

ChatGPTのプロンプトに何を書けばよいかを、調査・比較・文章修正の実務例で解説します。目的・材料・出力・守る条件をそろえる記入シート、貼り付けて使える24の依頼例、回答を採用する前の判定表を掲載。検索やファイル添付、プロジェクトの使い分けと、出典・数値・未確認事項の確認方法も紹介します。2026年11月5日のOpenAI公式ガイドと日本語ヘルプを確認しています。
ChatGPTのプロンプトには、目的・材料・ほしい形・守る条件を、必要な分だけ書けば十分です。 調査なら出典、比較なら選ぶ条件、文章修正なら変えない事実を伝えます。最初から長い定型文を完成させるより、回答を読み、不足した条件を補う方が仕事を進めやすくなります。
サービスを調べても一般的なおすすめしか返らない。文章を読みやすくしてもらったら、料金の条件まで変わってしまう。こうした場面では、言葉を難しくするより、何を作り、何を根拠にし、どこまで変更してよいかを具体的にします。
以下の入力例は、Web集客を担当する人が社内の比較メモや紹介文を作るための提案です。「予約ノートA」「予約ノートB」は説明用の架空サービスで、掲載する料金・仕様も仮の資料です。ChatGPTで得られた実行結果や、特定モデルの性能を示すものではありません。
機能名と操作の説明は、2026年11月5日にOpenAIの公式ガイドと日本語ヘルプで確認しました。操作手順は公式資料に基づく案内で、個々のアカウントでの実機検証とは区別しています。入力例はChatGPTの会話欄に貼り付けて使い、実際の仕事では資料名・日付・条件を置き換えます。
ChatGPTのプロンプトは何を書けばよいか
最初に書くのは、ChatGPTから受け取りたい成果物です。 調査メモ、比較表、修正した紹介文のどれが必要かを決めると、渡す材料も選べます。OpenAIの公式ガイドも、難しい記法や固定の書式を必須にせず、目的に必要な情報を伝える考え方を示しています。[1]
プロンプトとは依頼や質問のこと
プロンプトは、ChatGPTに渡す依頼や質問です。「この文章を短くしてください」という一文も含まれます。専門的な命令を覚える前に、普段同僚へ頼むときと同じように、何をしてほしいかを文章にします。
たとえば「予約サービスについて」とだけ送ると、仕組みの説明が必要なのか、候補を比較したいのかが決まりません。「店舗の予約サービスを選ぶため、手元の資料を比較表にする」と書けば、作業の到達点が伝わります。役職や専門家の肩書を付けることより、この違いの方が依頼内容を具体的にします。
始めるときは、ブラウザでChatGPTを開き、仕事で使用を認められたアカウントの会話欄へ入力します。Web版なら専用ソフトのインストールは不要です。日本はChatGPTの対応国に含まれますが、使える機能はプランや組織の設定でも変わります。[10]
次の案内文を、初めて読む店舗担当者向けに短くしてください。
料金、対象人数、利用条件は変えず、修正案だけ返してください。
元の文章:ここに修正したい案内文を貼り付けます。
これは資料を貼ってから送る入力例です。回答が届いたら、短くなったかだけでなく、残すよう頼んだ条件があるかを原文と見比べます。資料がないまま送って文章が作られても、その内容を元の案内文の修正として採用しません。
目的・材料・出力・守る条件を選ぶ
依頼を考えるときは、目的、材料、出力、守る条件の四つを確認します。目的は何に使うか、材料は何を読むか、出力はどんな形で返すか、守る条件は変更してはいけない内容です。毎回すべてを長く書く必要はなく、結果が変わる項目を足します。[1]
| 項目 | 予約サービスを比べる場合の記入例 |
|---|---|
| 目的 | 来月から使う候補を社内会議で絞る |
| 材料 | 予約ノートA・Bの資料、必要な機能のメモ |
| 出力 | 同じ項目で並べた比較表と未確認事項 |
| 守る条件 | 資料にない料金や機能は推測しない |
表の中で空欄になる箇所は、依頼前に不足を見つける手掛かりです。資料がまだなければ、比較ではなく、必要な情報を集める作業から頼みます。形式だけ決めて根拠を渡さないと、きれいな表でも内容を確かめられません。
目的:予約サービスの候補を社内会議で絞ることです。
材料:この後に貼るA・Bの資料だけを使ってください。
出力:料金、利用人数、必要な機能、未確認事項の比較表。
条件:資料にない内容は「資料に記載なし」としてください。
四項目は依頼を点検するための見方で、公式認定の採点表ではありません。短い文章の誤字修正なら、元の文章と修正範囲だけでも始められます。逆に外部へ出す比較記事なら、対象日や出典の範囲まで添える必要があります。
一度に頼む仕事をどこで区切るか
途中で人の判断が必要になるところで、依頼を区切ります。調査結果を見て候補を選ぶなら、候補選定の前が区切りです。選定が済んでいない段階で、導入の案内文や社外への連絡まで一緒に作らせると、未決定の条件が文章へ入り込みます。
予約サービスの例では、まず各資料から料金と機能を拾います。次に、予算や必須機能に合うかを比べ、必要な確認が終わってから社内提案文へ進みます。調査と文章作成を同じ会話で続けても、何が確定したかは各段階で明示します。
まず、A・Bの資料から比較に必要な事実だけを抜き出してください。
候補の推奨と提案文の作成は、事実表を確認してから依頼します。
今回は事実表と、判断に足りない情報を返したところで終了してください。
返答が事実表だけで終わり、不明な条件が別に出ていれば、次に確認すべきものが見えます。先におすすめまで出てしまった場合は、その推奨を採用せず、「今回は情報の抽出まで」と修正します。区切りは返答の長さではなく、次の判断に必要な材料がそろうかで決めます。
細かな操作のすべてを指定する必要もありません。資料の整理から短い要約まで一続きで確認できる仕事なら、まとめて頼めます。外部への送信や掲載を伴う環境では、下書きの作成と実行の許可を分け、「確認用の文章を作るまで」と書いておきます。
通常の会話・検索・ファイル添付を使い分ける
渡した文章の言い換えは通常の会話、現在の仕様を調べる作業は検索、手元の文書を読む作業はファイル添付から始めます。文章だけを整える依頼で、毎回Webの情報を増やす必要はありません。
検索は会話の「すべてのツールを表示」から「検索」を選び、質問を送る手順が公式ヘルプにあります。文書を使う場合は、会話にファイルを添付し、ファイル名と読んでほしい箇所を書きます。文書形式ではPDF・DOCX・TXTなどが案内されています。[3][4]
添付した「予約サービス資料」の料金欄だけを読んでください。
今回はWeb検索を使わず、資料名と該当箇所を付けて要約してください。
読めないページや項目があれば、その場所を先に知らせてください。
回答の最初に、指定した資料と対象箇所が使われたかを確かめます。読めない資料があれば、本文をコピーできる形式へ直すか、必要な部分を会話に貼り付けます。添付ができないときは、形式・容量・プランの上限を確認し、同じ送信を繰り返す前にエラーを読みます。
モデル名と機能名も分けて考えます。公式ヘルプではChatの「GPT-6」、その通常の思考に使う「GPT-6 Sol」、Proの思考に使う「GPT-6 Pro」と基盤の「GPT-6 Astra」が説明されています。利用可否はプランやワークスペースに依存するため、実際のモデルメニューを確認します。[5]
ChatGPTへ依頼する前に記入すること
依頼文の長さを増やす前に、読む人と資料を決めます。 使い道が分かれば、必要な説明の詳しさや表の項目も変わります。次の記入シートは、依頼を送る前に手元の材料を点検するためのものです。
| 依頼前の記入シート | 今回書く内容 |
|---|---|
| 成果物を読む人 | 店長、経理担当者、サービスの利用者など |
| 読み終えた後に決めること | 候補を残す、追加で問い合わせるなど |
| 使う資料と版 | 資料名、ページ、公開日・更新日 |
| ほしい形 | 比較表、社内メモ、紹介文など |
| 固定する情報 | 金額、人数、日付、固有名など |
| 分からないときの扱い | 未確認として残す、先に質問するなど |
誰に見せる成果物かを伝える
成果物を読む人と、その人が決めることを一緒に伝えます。「初心者向け」だけでは、仕組みの説明が必要なのか、費用の判断が必要なのかが分かりません。店長に見せるなら運用の手間、経理担当者に見せるなら契約期間や費用の内訳など、必要な説明が変わります。
予約ノートA・Bを比べる場面では、「予約業務を知っているが、サービスの仕様は知らない店長」が読むと決めます。目的は、その場で契約することではなく、試用や問い合わせに進む候補を選ぶことです。ここまで書くと、細かな内部技術より、日々の予約業務に関係する条件を優先できます。
読む人は、予約業務を担当する店長です。
予約サービスの専門用語は知らない前提で書いてください。
目的は契約の決定ではなく、試用する候補と確認事項を決めることです。
機能名だけでなく、店舗のどの作業に使うかも説明してください。
確認するのは、専門用語が減ったかだけではありません。店長が、何を自分で確認し、何を提供会社へ尋ねるかが分かるかを読みます。「高機能でおすすめ」という説明が残ったら、予約の変更、スタッフへの共有など、実際の作業へ言い換えるよう頼みます。
読者像には、判断に必要なことだけを入れます。年齢や性格を細かく設定しても、その情報が成果物を変えないなら省けます。説明をやさしくするために利用条件を削るのではなく、その条件が日々の作業へどう関係するかを短く添えます。
元の資料・URL・確認日をそろえる
資料には名前を付け、どの時点の内容かを添えます。同じサービスの旧料金表と新料金表が混ざると、回答の文章が自然でも比較をやり直す必要が出ます。公開日・更新日と、今回その資料を読んだ日は、別の欄で扱います。
次の資料A・Bは、この先の依頼例で共通して使う仮の情報です。実在のサービスを検索するための資料ではなく、入力と確認の練習用です。実務では、対象サービスの公式ページや利用を許可された社内文書から、同じ項目を準備します。
以下は説明用の架空資料です。実在サービスとして検索しないでください。
資料A:予約ノートA。月額6,000円(税込)、3人まで、月払い。
予約受付とCSV出力に対応。初期費用と4人目の料金は記載なし。
資料B:予約ノートB。1人月額2,000円(税込)、月払い。
予約受付に対応。初期費用とCSV出力の有無は記載なし。
資料作成日:2026年11月5日。実サービスの確認日ではありません。
社内資料を添付する前には、会社で認められたアカウントと共有範囲を確認します。ChatGPTの「設定」→「データコントロール」には、モデル改善への利用に関する設定があります。設定を変えたことだけで社内資料を自由に入力できるわけではなく、所属先の取り扱いルールも守ります。[9]
表・文章・箇条書きの完成形を示す
同じ材料でも、会議で比べるなら表、利用者へ説明するなら文章、作業を引き継ぐなら箇条書きが使えます。見栄えの好みだけで選ばず、読み手が次に何をするかで決めます。比較表は項目を横断して読み、文章は理由や背景を続けて読む用途に向きます。
表を頼む場合は、列名と一行に入れる内容を指定します。予約ノートの例なら「サービス名・3人利用の月額・CSV出力・未確認事項」があれば、候補を同じ基準で見られます。最初から十数列に増やすと、確認したい点が埋もれるため、判断に使う列を先に選びます。
資料A・Bを、次の列の表に整理してください。
サービス名|3人で使う月額|CSV出力|未確認事項
表の後に、次に確認すべきことを2文以内で書いてください。
金額を計算する場合は、元の数値と式も表の下に示してください。
これは返してほしい形式の指定で、完成済みの比較結果ではありません。回答を受け取ったら、各行の意味がそろっているかを読みます。片方だけ年額になっていたり、機能の説明が一社だけ詳しかったりすれば、文章を整える前に比較条件を直します。
成果物を保存するときは、回答を社内文書へコピーし、参照した資料と確認日も近くに残します。表だけ切り出して配ると、未確認事項や計算の前提が落ちやすいためです。完成形の指定には、表を作ることに加えて、表と一緒に残す説明も含めます。
変えない数値と未確認の扱いを決める
言い換えてよい部分と、変えない部分を分けて指定します。予約ノートAの「3人まで」を「少人数向け」とするだけでは、人数の上限が読者に伝わりません。金額・対象人数・契約期間のように判断を変える情報は、短文化しても残します。
資料にない項目は、空欄にするより「資料に記載なし」と示す方が確認へ進めます。「未対応」とは区別してください。予約ノートBにCSV出力の説明がないからといって、その機能が存在しないという結論にはできません。
次の情報は変更しないでください。
サービス名、金額、税込の表記、人数、月払いという契約条件。
資料にない情報は「資料に記載なし」と表示してください。
記載がない機能を「非対応」と断定せず、問い合わせ事項に分けてください。
この指示を入れても、数値の正しさが自動で保証されるわけではありません。回答から金額と単位を拾い、資料と一つずつ照合します。本文が正しくても、要約の見出しや表の注記で条件が落ちていれば修正が必要です。
たとえば「月額6,000円」と「3人で月額6,000円」では、後から人数を増やすときの読み方が違います。変えてはいけないものを数字だけに限定せず、その数字が何を数えたものかまで固定します。確認できない条件が残る場合は、結論を保留した状態も成果物として受け取ります。
調査を頼むChatGPTプロンプトの例
調査の依頼では、知りたいことと、答えに使ってよい資料の範囲をそろえます。最新情報を調べるときは検索を使い、資料の読み取りだけを頼むときは渡した材料に限定します。両者を混ぜずに頼むことで、出典をたどって確認しやすくなります。
調べたい問いと対象範囲を絞る
「予約システムについて調べて」だけでは、市場動向、機能の説明、製品の候補など、さまざまな回答が考えられます。今回の仕事が導入候補の比較なら、「3人の店舗で使う費用とCSV出力の有無を知りたい」と問いを絞ります。調べない項目も添えると、調査の終わりが見えます。
渡した資料A・Bだけを使い、次の問いに答えてください。
問い:3人の店舗で使う月額と、CSV出力の有無は分かるか。
対象外:市場規模、他社製品の紹介、導入の推薦。
分かることと、資料だけでは分からないことを分けてください。
成功の目安は、情報の量ではなく、問いに対応した答えと不足が分かれることです。月額だけ分かりCSV出力は不明なら、その状態を残します。知らない項目を別の説明で埋めても、導入判断に必要な情報は増えません。
実際の調査でも、初回は一つか二つの問いから始めます。答えを見て「初期費用も必要だった」と分かれば、追加の問いとして頼みます。対象を狭めることは調査を省くためではなく、何を確認できたかを追えるようにするためです。
最新情報は検索と出典確認を指定する
現行の料金や機能を調べる場合は、ChatGPTの検索を選び、対象日・国や地域・公式資料の優先を指定します。画面では「すべてのツールを表示」から「検索」を選択します。自動で検索される場合もありますが、依頼した日時点の確認が必要だと本文でも伝えます。[3]
【実在するサービス名と公式URL】について、検索を使って調べてください。
対象は日本で利用する場合、確認日は【実際に調べる日】です。
料金とCSV出力の仕様を公式の料金表・ヘルプで確認してください。
発表予定、提供開始、一部利用者への提供を区別してください。
公式資料が見つからない項目は、未確認として残してください。
角括弧の箇所は実際の情報へ置き換えて使います。前節の予約ノートA・Bは架空のため、この検索例の対象にはしません。検索結果に似た名称があっても、架空資料と結び付けないでください。
検索を指定しても、取得した情報の新しさや正しさは保証されません。回答中の引用リンクを開き、ページの更新日と適用条件を読みます。検索による調査の進め方を詳しく確認したい場合は、Perplexityの日本語での使い方も参考になります。
主張・根拠URL・確認日を表で返してもらう
出典は最後にまとめるだけでなく、どの主張を支えるかを対応させます。「CSV出力に対応」という文には、その機能を説明した公式ヘルプのURLが必要です。トップページへのリンクだけでは、表の内容が本当に書かれているかをすぐに確認できません。
検索した結果を次の列で整理してください。
確認したい項目|確認できた内容|根拠URL|ページの日付|確認日
リンク先に明記された内容と、計算・推測を区別してください。
ページの日付が見つからない場合は「記載なし」としてください。
期待する出力の形は、たとえば次のとおりです。これは実際の検索結果ではなく、記録欄の見本です。確認前の行に、もっともらしいURLや日付を入れて完成済みにしないことが大切です。
| 確認したい項目 | 確認できた内容 | 根拠URL | ページの日付 | 確認日 |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金 | 原文の金額と条件 | 該当する公式ページ | 記載された日付 | 実際に開いた日 |
| CSV出力 | 対象プランと制限 | 該当する公式ヘルプ | 不明なら記載なし | 実際に開いた日 |
人が開いて確認した日と、ChatGPTが回答した日は区別します。リンクが開けない、別製品へ移動する、本文に根拠がない場合は、その行を未確認へ戻します。表が整っていることと、調査が終わっていることは別です。
見つからなかった情報を残してもらう
調査で見つからなかった情報も、次の確認先を決める材料です。「初期費用の記載が見つからない」と分かれば、料金表の注記や問い合わせ窓口を確認できます。「初期費用なし」と埋めてしまうと、確認の必要性が消えてしまいます。
未確認事項を、次の形で残してください。
項目|確認した資料|不足している内容|次に確認する場所
見つからない情報を、一般的なサービスの仕様で補わないでください。
追加質問が必要なら、導入判断への影響が大きい順に3つ挙げてください。
予約ノートAなら、4人目の料金が増員時の判断に関わります。Bなら、CSV出力が必要な店舗では、その対応の有無が候補を残す条件になります。同じ「未確認」でも、判断への影響が違うため、重要なものから確認します。
実在サービスの調査で公式ページを取得できなかったときは、人がページを開き、必要部分をコピーして渡す方法もあります。その場合は、検索で確認できた内容として扱わず、提供された資料の読み取りに切り替えたと記録します。閲覧制限を越えようとせず、手元にある根拠の範囲で進めます。
比較を頼むChatGPTプロンプトの例
比較では、製品の特徴を並べる前に、利用条件と選ぶ基準を決めます。ここでは架空資料A・Bへ戻り、3人で使う店舗の候補を整理します。どちらが優れているかを先に決めず、同じ条件で比べられる情報と、確認が必要な情報を分けます。
予算・用途・使える環境を伝える
比較の目的は、全項目で勝つ製品を探すこととは限りません。予約受付と既存データの出力が必要なら、その二つを満たすかが判断の出発点になります。予算だけで候補を選ぶと、必要な機能の確認が後回しになります。
資料A・Bを、次の利用条件で比較してください。
利用人数:3人。予算:月額6,000円(税込)以内。
必須:予約受付、CSV出力。端末:店舗の共有パソコン。
現時点では契約せず、試用前に確認する項目を決めたいです。
資料にない対応環境や操作性は推測しないでください。
利用端末を書いたからといって、両サービスがその端末に対応すると分かるわけではありません。資料に動作環境がなければ、その項目は確認待ちです。条件を渡す役割は、AIに対応を保証させることではなく、不足している証拠を見つけることです。
必須と希望も分けます。CSV出力は必須、画面の色を変更できることは希望、と決めれば、比較表を読む順番が明確になります。条件がまだ決まっていない場合は、比較を完成させる前に、関係者へ確認する質問を作ってもらいます。
比較項目と料金の単位をそろえる
予約ノートAは3人までの月額、Bは1人あたりの月額という架空の設定です。そのまま6,000円と2,000円を並べると、同じ人数の費用を比べられません。今回の条件では、Bの3人利用分を2,000円×3人として計算します。
比較の単位を「3人利用・月払い・税込の月額」にそろえてください。
元の料金表記と、比較用に計算した金額を別の列にしてください。
計算式を示し、初期費用が不明なら総費用は算出しないでください。
年払い割引やキャンペーンを、資料にないまま加えないでください。
この架空条件なら、AもBも3人分の月額は6,000円です。ただし、初期費用は両方とも資料にないため、導入月の支払額が同じとは言えません。この計算は本文中の材料から算出したもので、ChatGPTで実行して得た結果ではありません。
実際の料金比較では、税、通貨、支払周期、最低人数、対象プランをそろえます。月額換算の年契約を、月単位で解約できる契約として扱わないようにします。単位をそろえられない項目は、無理に一つの数値にまとめず条件を併記します。
向いている場合と不向きな場合を出してもらう
比較表の次には、「どの条件なら候補に残せるか」を文章にします。機能数が多いという理由だけでは、店舗の必要性と結び付きません。資料で確認できた事実を、今回の用途へ当てはめて説明してもらいます。
各候補について、次の3点を短く整理してください。
1. 今回の条件で候補に残せる理由
2. 合わない条件が確認できる場合、その条件
3. 判断を保留するために確認が必要な項目
資料にない欠点や利用者の評判は作らないでください。
Aは架空資料上でCSV出力を確認できますが、Bの対応は不明です。その差は「Aが必ず使いやすい」「Bは不向き」という断定の根拠にはなりません。Bは必須条件の確認が済んでいない、と書く方が次の行動につながります。
似た名称や機能でも、用途が異なるサービスがあります。GoogleのAIモードとGeminiの違いのように、何に使うかを分けて読むと、比較の軸を考えやすくなります。今回も、候補の知名度より予約業務の条件を優先します。
未確認の機能を比較表へ紛れ込ませない
比較表を受け取ったら、丸やばつの記号だけを見ず、各セルの根拠を確認します。「記載なし」をばつに変えると、未確認が非対応へ置き換わります。空欄も見落とされやすいため、文字で状態を残します。
比較表を点検してください。各セルを次のいずれかに分けます。
資料に明記/資料から計算/資料に記載なし。
根拠のない丸・ばつや、推測で追加した機能があれば削除してください。
削除した内容と、再確認が必要な理由を表の下に示してください。
この指示は、AI自身の見直しを頼むものです。人による確認の代わりにはならないため、元の資料を横に置き、重要なセルを照合します。予約ノートBのCSV出力、両社の初期費用、Aの4人目の料金は、特に確認したい箇所です。
表が長い場合は、判断に使う項目から順に確認します。根拠のないセルを残したまま体裁を整えると、後で資料との違いを見つけにくくなります。比較の完了条件は全セルが埋まることではなく、確認済みと未確認が読み分けられることです。
文章修正を頼むChatGPTプロンプトの例
文章修正では、元の文章、直したい点、変えてはいけない事実を分けて渡します。ここでは予約ノートの比較を社内へ説明する短文を材料にします。読みやすくする作業と、事実を調べ直す作業を分けると、どこまで変更されたかを確認しやすくなります。
元の文章と直したい点を分けて渡す
「いい感じに直して」では、短くするのか、説明を増やすのかが決まりません。読み手と用途を示し、「曖昧な評価を消す」「確認済みと未確認を分ける」と直したい点を伝えます。文章の好みだけでなく、読み手の誤解を減らす方向で頼みます。
次の文章を、店長へ送る社内メモとして直してください。
【元の文章】
Aは月額6,000円でCSV出力があり、Bも安くてよさそうです。
たぶんどちらでも大丈夫なので、早めに決めたいです。
【直したい点】
根拠のない評価を除き、分かっている事実と確認事項を分けます。
先に渡した架空資料A・Bだけを使い、です・ます調にしてください。
この元の文章は、修正の説明用に作った例です。「安くてよさそう」「たぶん大丈夫」は判断の根拠が分からないため、削除や保留の対象になります。文章を滑らかにするだけで、その評価を強める修正にはしません。
期待する成果物は、店長が確認事項を把握できる短いメモです。出力が丁寧でも、導入を急ぐ結論だけが残っていれば依頼の目的からずれています。文体の自然さと、判断に必要な情報が残ったかを別々に読みます。
数字・固有名・出典を変えないと伝える
修正時は、数字と固有名詞だけでなく、その条件も固定します。「3人まで」を落としたり、税込を税別に変えたりすると、意味が変わります。短くしたい場合でも、判断に必要な条件を先に保護します。
修正時に固定する情報は次のとおりです。
予約ノートA:月額6,000円(税込)、3人まで、月払い、CSV出力あり。
予約ノートB:1人月額2,000円(税込)、月払い、CSV出力は資料に記載なし。
初期費用は両方とも資料に記載なし。
名称・金額・人数・契約条件を変えず、新しい事実を加えないでください。
元の文章に資料と食い違う内容がある場合は、「固定する」と頼んでそのまま残さないようにします。まず相違点を挙げてもらい、人が正しい資料を確認してから修正します。文章の推敲と事実の訂正を同時に任せると、変更の理由が追いにくくなります。
出典がある文章では、リンクと対応する主張も保ちます。言い換えた結果、出典が示していない効果や範囲まで書かれていないかを確認してください。公開する文章の確認手順は、AIで作った記事の公開前レビューでも整理しています。
修正案と変更理由を対応させる
長い文章を丸ごと書き直してもらうと、何が変わったかを見落としやすくなります。先に修正案を出し、その後に主要な変更を説明してもらいます。全文の言い換え一覧より、意味に関わる変更を追う形式が実務では役立ちます。
修正後の文章を最初に示してください。
その後に「変更した箇所|変更理由」の表を付けてください。
数値、断定の強さ、未確認事項の扱いが変わった箇所は必ず記録します。
事実を補う必要がある場合は、本文に加えず質問として出してください。
期待する変更理由には、「根拠がない評価を削除」「CSV出力の有無を確認事項として分離」などが入ります。これは出力に求める形の説明で、実際に得た回答の引用ではありません。出力後は、説明された変更が本文にも反映されているかを読みます。
変更理由がもっともらしくても、修正案で金額が変わっていれば採用しません。表に載っていない変更もあるため、重要な数字や名称は検索して照合します。一度に全文を採用せず、残したい表現を選び、必要な箇所だけ再修正する方法も使えます。
画像制作やコード修正は別の依頼へ分ける
文章を修正する会話へ、そのまま画像制作やコード変更まで詰め込むと、成果物の確認条件が混ざります。文章の完成後に、必要な素材と用途を渡して別の依頼へ分けます。画像なら比率や文字、コードなら対象ファイルと期待する動作が必要です。
今回は社内メモの文章修正だけを完了してください。
画像やコードは作らず、次の担当へ渡す要件を分けてください。
画像の要件:説明する内容、使う場所、入れる文字。
コードの要件:対象箇所、期待する動作、確認が必要な環境。
未確定の要件は質問として残してください。
この例は依頼を分けるための指示で、画像やプログラムの生成機能を実行した例ではありません。文章が整ったことを、画像内の文字やプログラムの動作まで確認できたことにはしません。各成果物に合う確認を別に行います。
たとえば比較表を画像にする場合、未確認の注記を残すことが要件になります。コードへ数値を転記するなら、金額だけでなく人数と税込条件も引き継ぎます。仕事を分ける際は、形式が変わっても失ってはいけない情報を一緒に渡します。
ChatGPTの回答がずれたときの直し方
回答が期待と違う場合は、依頼文をすべて書き直す前に、違う箇所を特定します。足りない材料、曖昧な条件、出力形式の違いを分けて伝えると、次の修正を確認しやすくなります。OpenAIの日本語ヘルプでも、回答を見ながら指示を調整する進め方が案内されています。[2]
違う箇所と残したい箇所を具体的に示す
「違います」だけでは、ChatGPTが何を残すべきか分かりません。誤っているセルや一文を指定し、正しい根拠を添えます。表の構成や丁寧さが使えるなら、それを維持するよう伝えると、不要な変更を抑えられます。
表の列構成と、金額の計算式は残してください。
予約ノートBのCSV出力を「対応」とした箇所だけ修正します。
資料Bには対応の記載がないため、「資料に記載なし」へ変更してください。
この変更に合わせて結論を見直し、ほかの事実は変えないでください。
これは、誤りが出た場合に使う修正指示の例です。実際にその誤りが発生したという検証結果ではありません。具体的な指示を追加しても別の箇所が変わることがあるため、修正した行と結論を両方確認します。
同じ説明で何度もずれる場合は、必要な資料と条件を短くまとめ直します。長い会話の途中へ追加するより、新しい会話へ整理済みの材料を渡す方が確認しやすい場合もあります。そのときも、以前の会話にあった情報がすべて引き継がれるとは考えず、必要なものを添えます。
材料不足なら先に質問してもらう
資料が不足しているまま完成形を求めると、曖昧な答えになりやすくなります。判断に必要な情報がなければ、回答を作る前に質問するよう頼みます。ただし、質問を際限なく増やさず、判断への影響が大きいものから確認します。
比較を完成させる前に、不足している材料を確認してください。
結論が変わる質問を、優先順に最大3つだけ聞いてください。
回答がなくても整理できる事実は先に示してください。
推測で埋めた結論は出さず、保留する理由を短く書いてください。
予約ノートの例なら、CSV出力が必須か、近く4人以上へ増えるか、初期費用を含む予算はいくらかが確認候補になります。すでに依頼文に書いた条件を再質問された場合は、その箇所を示して先へ進めます。
回答できない項目は「未定」と伝えて構いません。予算が未定なら費用の事実整理まで行い、推薦は後にするなど、作業を区切ります。材料不足を隠して結論まで進むより、判断できる範囲を明確にした方が後から再開しやすくなります。
出典・比較軸・数値・未確認を点検する
採用前には、内容を四つの観点で読みます。次の判定表を使い、修正が必要な箇所を見つけてから文体を整えます。
| 観点 | 採用前の判定 |
|---|---|
| 出典 | リンクを開き、主張と条件が一致するか |
| 比較軸 | 人数・期間・税・用途がそろうか |
| 数値 | 元資料の数字と単位を保ち、計算が合うか |
| 未確認 | 不明な点を断定せず残しているか |
この回答について、次の4点を点検してください。
上の判定表に沿って、出典・比較軸・数値・未確認を確認します。
指摘ごとに該当箇所と理由を挙げ、分からない点は残してください。
これは確認を補助する指示で、AIによる自己点検だけで合格にするものではありません。人が根拠URLを開き、重要な数字を再計算し、引用元にない内容を取り除きます。実行していない操作や未測定の効果が、実績のように書かれていないかも読みます。
社内向けなら、受け手が次に何を確認するかまで伝われば成果物として使えます。一般公開する記事では、題名や要約、画像の文字にも同じ確認を広げます。本文だけを直して、別の場所に古い数字が残らないようにします。
再利用する依頼文と今回だけの条件を分ける
共通の文体や確認方針は保存し、今回の金額・期限・資料とは分けます。日付を使い回すと古い条件の調査になるため、毎回書き直します。
【毎回使う方針】です・ます調。数値と出典を保ち、未確認を明示する。
【今回の目的】試用前の確認事項を決める。
【今回の材料】資料A・B。実在サービスの調査ではない。
【今回の条件】3人、月額6,000円(税込)以内、CSV出力が必須。
材料と条件を確認してから作業し、不足は質問してください。
関連資料をまとめるなら、サイドバーの「新しいプロジェクト」で作成し、ファイルを追加できます。「…」→「プロジェクト設定」の「プロジェクトの指示」に共通方針を記入します。適用範囲はそのプロジェクトで、全体のカスタム指示より優先されます。[6]
メモリは会話を個人に合わせる機能で、正確な料金表や依頼文の保管先として頼り切らないようにします。設定は「パーソナライズ」内で確認できますが、提供範囲はプランなどで異なります。固定した数値は依頼のたびに材料として渡します。[7][8]
記事を公開して使う場合は、文章の確認に加え、公開後の検索状況も見ます。AgentSignalでAI記事とGSCを5週間確認した記録も、その確認例です。
よくある質問
- Q. ChatGPTのプロンプトには何を書けばよいですか?
- 作りたい成果物、使う資料、ほしい出力形式、変えてはいけない条件を、必要な分だけ書きます。短い誤字修正なら元の文章と修正範囲だけでも始められます。
- Q. 最新情報を調べるときは、どう依頼しますか?
- 検索を選び、対象日・地域・公式資料を優先する条件を伝えます。主張と根拠URLを対応させ、回答後にリンクを開いて内容と適用条件を確認します。
- Q. サービス比較で資料にない機能はどう扱いますか?
- 資料に記載なしとして残します。非対応と断定せず、問い合わせ事項へ分けます。人数や契約期間、税込・税別などもそろえて比較します。
- Q. 文章修正で数字が変わるのを防ぐには?
- 名称・金額・人数・期間など固定する情報を明示し、修正案と変更理由を返すよう頼みます。指示だけで保証されるわけではないため、採用前に元資料と照合します。
- Q. 同じ依頼文を繰り返し使ってもよいですか?
- 共通の文体や確認方針は再利用できます。案件ごとの価格・日付・資料は入れ替え、正確な条件をメモリだけに任せず毎回渡します。
出典・参考データ
- [1] ChatGPTのプロンプト設計 (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [2] ChatGPTのプロンプトエンジニアリングのベストプラクティス (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [3] ChatGPTでウェブを検索する (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [4] ChatGPTへのファイルと音声のアップロード (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [5] ChatGPTのGPT-6とその他のモデル (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [6] ChatGPTのプロジェクト (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [7] ChatGPTのメモリ (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [8] ChatGPTのカスタム指示 (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [9] ChatGPTのデータコントロール (OpenAI) — 取得 2026-11-05
- [10] ChatGPTの対応国と地域 (OpenAI) — 取得 2026-11-05
この記事を書いた人
水島 翔吾株式会社kairos 代表取締役 / AgentSignal 開発者
AI クローラー・AI 流入計測と AIO 診断ツール AgentSignal を開発。実測データを元に AI 検索時代の計測と対策を書いています。
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