AIで記事を増やした5週間、検索流入はどうなったか|自社GSC調査

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AIで記事を増やした5週間、検索流入はどうなったか|自社GSC調査

AIで記事を増やしたAgentSignalが、2026年9月7日〜10月13日の37日間を保存済みのSearch Console診断で振り返ります。公開記事数、検索語が見えるクリック、日英のページ、登録状況、被リンクを別々に整理。全体値と週別値の不一致や未測定も明示し、本数と検索成果を混同せず、次の改稿・企画を選ぶための確認手順を示します。

AIで記事を増やしても、サービス名を知らない人からの検索流入を十分に得られたとは確認できませんでした。 AgentSignalの公開から約5週間を振り返ると、検索語を確認できた16クリックのうち、15回はサービス名で探したクリックでした。[1]

記事の本数は増えたのに、読者が増えた実感がない。AIを使って記事を制作する会社にとって、次に増やすべきなのが本数なのか、既存記事の説明なのかは悩むところです。当社の記録から、その判断に使える数字と、まだ分からない点を示します。

対象は2026年9月7日〜10月13日の37日間です。10月16日の社内診断には日本語206本・英語147本とありますが、本数の取得時点と検索期間の末日は一致を確認できていません。週別合計にも不一致があるため、成功率や記事1本あたりの成果は計算していません。

AI記事を増やした5週間で確認できたこと

記事数と検索流入を別の記録として確かめる図

確認できたのは、記事を増やした時期にも、検索語が見えるクリックの中心は指名検索だったということです。 指名検索は、会社名やサービス名を含む検索です。商品や課題を表す言葉から初めて知ってもらう検索とは分けて読みます。

当社の記録には、検索結果で見かけられる回数が増えたことを示す週別値もあります。ただし、その合計は期間全体の値と一致していません。表示が増えたという方向と、何倍伸びたと確定できるかは、別々に扱う必要があります。[1]

同じ資料から、検索対象への登録数、ページごとの表示、外部からのリンクも確認できます。まず数字が何を数えたかをそろえ、その後に次の制作方針を考えます。AIを使うべきかという一般的な結論を、この一社の短い記録だけから出すことはできません。

記事数と検索流入を別の数字で見る

記事数は制作した量で、クリック数は検索結果のリンクが押された回数です。当社の診断にある日本語206本・英語147本は、合わせて353本になりますが、353人に読まれたという意味ではありません。[1]

記録を読む際には、公開した日も必要です。期間の初日にあった記事と終わりに加わった記事では、検索結果に出るまでの時間が異なります。期間末の本数で総クリックを割るだけでは、それぞれの記事を同じ日数観察した比較になりません。

さらに、サイト全体のクリックにはトップページや機能紹介も含まれます。本数はブログだけ、クリックはサイト全部という組み合わせで「記事の生産性」を出すと、記事以外への訪問まで成果に含めてしまいます。この記事では、ブログの値を扱う箇所で対象URLの範囲を添えます。

制作を振り返る表は、記事数、公開日、検索表示、クリックを別の列にするのが扱いやすい形です。問い合わせまで評価するなら、問い合わせの記録も別に用意します。当社では今回、その対応を確かめられる訪問・問い合わせのデータを取得していません。

読める検索語は全検索の一部

検索語の一覧から分かるのは、一覧に出た語の動きです。Search Consoleには、プライバシー保護のため表示されない語や、データの制限で表に含まれない語があります。画面の合計と、読める行の合計は同じになるとは限りません。[2]

当社の診断では、語が見える203種類の検索に630回の表示、16回のクリックが記録されています。この16回のうち15回が「agentsignal」でした。分母は全クリックではなく、語を確認できたクリックです。[1]

記録にない検索語を、非指名検索や指名検索のどちらかへ割り当てる根拠はありません。「ほぼすべてが指名検索」とだけ書くと、見えない部分まで調べたように読めてしまいます。ここでは「検索語が見える範囲では」と対象を付けます。

自社の報告でも、語が見えるクリックとサイト全体を並べると、確認できた範囲が伝わります。空欄をゼロで埋めず、検索語を特定できない分は未分類として残します。指名検索の判定に使った表記も書いておくと、次回の集計で基準が変わるのを防げます。

この調査を自社の判断に使える範囲

この調査は、AIで記事を増やした一社が、初期の検索状況を振り返った記録です。AIを使わずに制作した同条件のサイトとの比較ではなく、AIの効果を切り分ける実験でもありません。記事数を同じにすれば同じ結果になるとは扱えません。

参考にできるのは、伸びた数字だけを見て制作を続ける前に、何を確かめるかという順番です。表示があってもクリックがないのか、会社名でしか見つかっていないのか、特定の記事に表示が集まっているのかで、次に読むページが変わります。

一方、業種やサイトの運用年数、既存の顧客、他サイトからの紹介は会社ごとに異なります。当社の順位やクリックを、他社の合格ラインにすることはできません。広告や営業で先に名前を知った人が検索したかどうかも、今回の資料だけでは分かりません。

外部事例と比べるときは、まず何を成果と数えたかをそろえます。AIOの事例を施策・成果指標・報告者で比べる記事も、その確認に使えます。本調査は、成果が限定的だった側の観測として、比較する資料に加えられます。

自社GSC調査の対象・期間・集計方法

検索期間2026年9月7日から10月13日と資料取得日10月16日を分けた図

検索の37日間と、記事・リンクを確認した時点は分けて記載します。 GSCはGoogle Search Consoleの略で、自社サイトがGoogle検索でどれほど表示・クリックされたかを確認するサービスです。[3]

項目 今回の対象・方法
調査主体・対象 AgentSignal、agent-signal.aiのドメインプロパティ
検索期間 2026年9月7日〜10月13日、両端を含む37日
検索種別 ウェブ検索
元資料の取得日 2026年10月16日
取得方法 Search Console画面の閲覧値を社内診断へ転記
本稿での確認 2026年10月20日に保存資料と公式ヘルプを照合

出典は10月16日の社内診断「データの要約」です。[1] 今回、GSCの元画面や当時の書き出しデータは再取得していません。表には、その制約を引き継いで数値を載せています。

2026年9月7日〜10月13日の37日間

「5週間」は期間を短く示す表現で、実際に対象とするのは37日間です。9月7日〜10月11日の5週と、10月12日・13日の2日を含みます。途中で対象を直近28日や10月20日までに変更していません。

元資料には、10月16日に期間を長く選んでも9月7日からしか表示されなかったとあります。[1] これは、その時に確認できたデータの範囲です。9月7日より前の流入をゼロと数えたり、記事を作る前と後の改善率を出したりする材料にはしていません。

日付の区切りにも注意が必要です。Googleの公式説明では、24時間表示以外の検索パフォーマンスの日付は太平洋時間です。[2] 日本時間の公開日と日別クリックを重ねるなら、同じ一日を指すように公開時刻を変換する必要があります。

今回の保存資料では、記事の公開日をこの基準へ変換した集計は確認できませんでした。そのため「この日に何本公開したから翌日の表示が増えた」といった日単位の説明はしません。対象期間の初めと終わり、国・端末の絞り込み、時刻の基準を先に記録することが、再集計の出発点になります。

日本語206本・英語147本の数え方

日本語206本・英語147本は、10月16日の診断に保存された公開記事数です。根拠欄には、本番サイトのサイトマップを取得した時点のURL数と、記事の公開日を示す情報を使った記録があります。[1]

記事の区分 保存資料の本数 読むときの条件
日本語 206本 本番の公開記事として診断に記載
英語 147本 日本語と別のURLとして数えられた記事
合計 353本 上記2区分の加算。独立した353題材とは限らない

出典は社内診断の結論と「インデックス・サイトマップ・リンク」です。取得日は2026年10月16日ですが、記事本数を確定した正確な時刻と、10月13日終了時の一覧は未確認です。[1]

このため、「37日間に新しく公開した本数は353本」と厳密には確定できません。日英で同じ題材を扱った記事も、別々の検索ページとして数える一方、企画の数では分けて考えます。自社で追試するなら、URL、言語、初回公開日時、集計時点の公開状態を一覧に残し、期間末に存在した記事だけを抽出します。

画面の転記値と集計の不一致を明示する

元資料の全体値と週別値には不一致があり、現在も解消していません。小さな差でも、都合のよい方を正しい値として採用しない方針です。まず、同じ単位を比べているかを確認します。

元資料の箇所 クリック 表示回数 本稿での扱い
検索パフォーマンス全体 84回 2,450回 保存された転記値。再照合待ち
週別6行の合計 85回 2,448回 保存値を加算。全体値と不一致

対象は2026年9月7日〜10月13日のウェブ検索、元資料の取得日は10月16日です。[1] 週別合計は本稿の確認時に各行を足した値で、新しくGSCで測定した結果ではありません。

Googleは、ページ単位とサイト単位など、集計の違いで数値がずれる場合を説明しています。[4] ただし、それが今回の週別合計の差を説明すると確認できたわけではありません。原画面の期間、フィルタ、確定状況、転記と加算を順に照合する必要があります。

訂正の根拠が得られるまでは、週別の全系列や成長率を確定した調査結果として出しません。本数と検索成果の限界を読むために、不一致の存在と該当箇所を残します。

表示回数は週142回から698回へ、クリックはどう動いたか

7日間の区間どうしを比べ、末尾2日間は別に読む概念図

142回と698回は社内診断の記載値で、週別系列の再照合は終わっていません。 見出しの数字は、9月7日〜13日と10月5日〜11日の表示回数を指します。全体値との不一致が残るため、確定した成長率や記事制作の効果としては扱いません。[1]

同じ週に記載されたクリックは、それぞれ5回と13回です。表示の変化だけから、クリックも同じ割合で増えたとは読めません。この2週だけを抜き出して、途中も順調に伸びたという説明にすることも避けます。

週別の表や折れ線グラフは、見た目だけで傾向が確定したように伝わりやすい資料です。現段階では全系列の掲載を保留し、期間の長さと指標をそろえて読み直す方法を示します。元資料の訂正ができた場合に、同じ条件の系列へ置き換えます。

同じ7日間の週を比べる

週の変化を読むなら、同じ日数で区切った値を使います。今回の記載では、最初と最後の完全な週はいずれも月曜日から日曜日です。月曜日の値と週末を含む値を無造作に比べないためにも、開始日と終了日を数字の横に残します。

ただし、日数が同じでも記事の条件まで同じとは限りません。期間中に公開されたページが増えていれば、表示の対象になるURL自体が変わります。サイト全体の表示の増加を、既存の一記事の順位改善と読み替えることはできません。

再集計では、まずサイト全体の日別値を保存し、欠けた日や重なった日がないかを見ます。次に、対象のページを固定した系列を別に作ります。前者はサイトの広がり、後者は同じページの変化を見るためのものです。

記事制作の評価へつなげるなら、各週にどのページが追加・修正されたかも添えます。新規公開と既存ページの更新を分けておけば、翌月に何を読み直すかが具体的になります。今回の記録からそこまで再構成できていない部分は、空欄のまま残しています。

最後の2日間を1週間と比較しない

10月12日・13日は2日間なので、その合計を前の7日間と直接比べません。対象期間の末尾に短い区間があると、数値が小さくなっただけで失速したように見えます。まず集計日数の違いを確認する必要があります。

Googleも、期間が週の初めや終わりと一致しない場合、端のデータが一週間未満を表すことを説明しています。[2] グラフに週という表示があっても、すべての点が7日間とは限りません。集計期間を添えて読みます。

日数で割って一日平均にすれば比較できる場面もありますが、2日だけの動きが一週間続くと保証されるわけではありません。平日と休日、記事公開や告知のタイミングが異なる可能性があります。今回の未照合値を一日平均や週換算に直して、差を隠すことはしていません。

自社の報告では、短い末尾区間を別に表示するか、完全な週だけを比較する形にします。どちらを選んだかを記録し、翌週にも同じ基準を使います。途中の少ない数字を除いて好調に見せるのではなく、同じ長さで読むための区切りです。

表示・クリック・CTRを別々に読む

表示回数は検索結果に出た回数、クリック数はリンクが押された回数です。CTRは表示回数に対するクリック数の割合で、日本語ではクリック率と呼びます。どの値も、記事を最後まで読んだ人数や問い合わせ件数ではありません。[3]

調べたいこと 見る数字 続けて読むもの
検索で見つかる機会が増えたか 表示回数 表示された検索語とページ
検索結果から開かれたか クリック数 対象ページと国・端末
表示に対し選ばれた割合はどうか CTR 順位と検索語の構成

表は当社が整理した確認順です。たとえばCTRが下がっても、表示回数が増えてクリックも増えているなら、クリックが減った状況とは対応が変わります。率だけを改善目標にすると、どの検索語から開かれているかを見落とします。

今回の資料では、全体値と週別値の照合を先に行います。CTRを計算し直す際も、クリックと表示を同じ期間・同じ集計単位から取ります。Search Consoleで表示・クリック・順位を分けて調べる手順には、数字の動きから次の確認先を選ぶ例があります。

検索語が見える16クリック中15回は指名検索

検索語を確認できた16クリックのうち指名15回、その他1回で、見えない語は未分類とする図

語を確認できた16クリックのうち、15回は「agentsignal」でした。 この範囲では、当社をすでに名前で探した検索が中心です。残るクリックや、見えない検索語を同じ性質と決める材料はありません。[1]

検索語を確認できた範囲 クリック数 判定の方法
agentsignal 15回 サービス名と一致
その他の可視検索語 1回 上記以外の記録分
可視検索語の合計 16回 元資料の順位帯別表を加算

期間は2026年9月7日〜10月13日、取得日は10月16日、出典は社内診断の検索語内訳です。[1] この表はサイト全体の指名・非指名の比率を表しません。記事のテーマを知らない人に届いたかを確かめるには、見える検索語をさらにページと結び付ける必要があります。

サービス名で探したクリックとその他

指名検索のクリックは、自社を探していた人が検索から来た記録として読めます。会社名を含まない課題や商品カテゴリーの検索は、別の入口として見ます。二つを分けると、新しい読者との接点を調べやすくなります。

当社の資料には「agentsignal」について24表示、15クリック、平均順位1位とあります。[1] サービス名で見つかることは必要ですが、それだけではAIO対策を調べる人が記事を見つけたとは言えません。また、その人が名前を知ったきっかけは、この数字には含まれていません。

自社で分類するときは、正式名だけでなく、実際に使われる略称や表記違いも確認します。別の意味を持つ短い略称は、機械的に指名へ入れず、検索語の文脈を見ます。分類の基準が月ごとに変わると、流入の変化と集計の変化が混ざります。

今回の表は、保存資料で特定できる表記に限定しています。名前を含まない1クリックを新規顧客や見込み客と呼ぶこともしていません。検索語の種類、訪問者が初めて来たか、申し込みに至ったかは、それぞれ別に確かめる項目です。

AIO対策・LLMO対策が表示語に現れない状況

保存された可視検索語の一覧では、「aio対策」「llmo対策」は単独の語として確認できていません。[1] AIO対策やLLMO対策は、AIの回答で自社の情報が見つかり、正しく紹介されるための取り組みを指して使われる言葉です。ここでは、その言葉で当社が表示された記録を探しています。

近い語として、診断には「aio対策 飲食店」の1表示が記載されています。[1] これを「aio対策」単独での表示に足したり、広い語全体で成果が出始めたと解釈したりはしません。具体的な業種を含む検索と、全体の意味を調べる検索では、求められる答えが異なります。

一覧に見えないことを、検索された回数がゼロだったという断定にも変えません。検索語の欠落があるため、確認できなかったという表現にとどめます。市場でその言葉が検索される数と、自社がその言葉で表示された数も別です。

次に必要なのは、確認できた語について、どのページが表示されたかを調べることです。広い定義を知りたい人には主軸記事、業種固有の判断をしたい人にはその説明があるページというように、読者の目的と本文を照らし合わせます。

平均順位だけでは主軸語の改善を判断できない

サイト全体の平均順位が良くなっても、狙った検索語で順位が上がったとは限りません。平均には、表示されたさまざまな語とページが関わります。どの語が多く表示されるようになったかも確認します。[3]

当社の診断には全体の平均順位18.3位と、AIO主軸記事の平均75.3位が並んでいます。[1] 前者はサイト全体、後者は一つのページなので、数値が違うこと自体は矛盾ではありません。全体18.3位を「AIO対策で18.3位」と紹介することはできません。

順位を見る際は、対象の検索語、ページ、期間をそろえます。さらに国や端末を変えていれば、その条件も残します。一度自分で検索して見えた位置と、一定期間に記録された平均の位置を同じ値として比べないことも必要です。

今回、ページと検索語を組み合わせた元データは未取得です。そのため、各記事がどの主軸語で何位かを埋めた表は作っていません。平均順位を説明しやすい一つの数字へまとめる前に、判断したい語とURLまで掘り下げることを、次回の確認項目にしています。

日本語・英語と主要記事の検索結果を分ける

記事の言語、検索した国、対象ページを別の切り口として整理する図

言語別のURLと、検索した人の国は別々に集計します。 日本語ページが海外で表示されることも、英語ページが日本で表示されることもあるためです。国別の値をそのまま記事の言語別の成果にはできません。

当社の保存資料では、日本語ブログに当たるURL群と英語ブログに当たるURL群を分けています。ただし、日本語側にはカテゴリなども含まれています。以下の表は、個々の記事だけを抜き出した成績表ではなく、指定のURL範囲に表示があった記録です。[1]

また、表示されたURL数は公開記事の本数と一致しません。公開していても期間中に表示が記録されなかったページがある一方、一覧や著者ページも対象になり得ます。制作した353本と、表示のあったページ数を同じ母数として比較しないようにします。

日本語記事と英語記事の表示・クリック

ページ別の保存集計では、日本語ブログの範囲は29クリック、英語ブログの範囲は9クリックでした。英語側は表示回数が多いものの、クリック数では日本語側を下回っています。言語だけがこの差の原因と確かめた結果ではありません。[1]

ページの区分 表示のあったURL クリック 表示
日本語ブログの範囲 165 29 916
英語ブログの範囲 120 9 1,571
ブログ以外 67 50 689

出典は社内診断「ページの内訳」。期間は2026年9月7日〜10月13日、取得日は10月16日です。日本語ブログはカテゴリ等を含む/blog/配下、英語ブログは/en/blog/配下、残りはトップ・機能・ガイド等です。[1]

この表を足してサイト全体の合計へ置き換えません。ページごとの集計とサイト単位の集計では、同じ検索に複数URLが出た場合などの数え方が異なります。[5] 翻訳を続けるか判断する際も、言語別の対象ページ、公開からの経過、検索語をそろえ、表示数だけで英語版の成功と決めないようにします。

日本と米国の数値は言語別の数値ではない

国別の集計が示すのは、検索が行われた国です。[2] 「米国でのクリック」と「英語の記事へのクリック」は同じ分類ではありません。どの国から、どの言語のページが選ばれたかを知るには、国とページを組み合わせて調べます。

検索が行われた国 クリック 表示 保存資料のCTR
日本 76 745 10.2%
米国 3 694 0.4%

出典は社内診断「国・デバイス」、期間は2026年9月7日〜10月13日、取得日は10月16日です。[1] 主要2か国の抜粋で、すべての国を網羅した表ではありません。サイト全体の国別値であり、英語ブログだけに限定した値でもありません。

この表から英語記事のCTRを0.4%と説明すると、国と言語が混ざります。日本の高いCTRも、指名検索の多さなどを調べずに日本語記事の品質の証明にはできません。次の比較では、同じページ群について国を切り替え、表示された語の違いを読む形にします。

AIO主軸記事の75.3位・ツール記事の91位をどう読むか

75.3位と91位は、それぞれのページについて保存された平均順位です。前者を「AIO対策」という検索語の順位、後者を「LLMOツール比較」という語の順位に割り当てることはできません。語とページを結び付けた値は未取得です。[1]

対象ページ クリック 表示 平均順位
/blog/what-is-aio 0 4 75.3
/blog/aio-llmo-tools 0 4 91
/blog/what-is-llmo 0 2 20.5

出典は社内診断「主なページ」。期間は2026年9月7日〜10月13日、取得日は10月16日です。[1] 表示が少ないため、順位の小さな差を安定した優劣とみなさず、まず表示された検索語を確認します。

これらは当時の値で、現在のページ内容や改稿後の成果を表しません。AIOの意味と対策の全体像を説明する主軸記事へ答えを集める方針も、効果は今後の測定対象です。記事を詳しくしたことと、検索で選ばれるようになったことを、別の記録で追います。

登録済み445ページと被リンク5本から分かる範囲

Googleへの登録状況と他サイトからのリンクを別々に確認する図

Googleへの登録と、他サイトからのリンクは、それぞれ別の状態を示す数字です。 インデックス登録は、Googleがページを検索対象として登録することです。被リンクは、別のサイトから自社へ張られたリンクを指します。

確認したもの 10月16日の記録 この数字だけでは分からないこと
インデックス登録済み 445ページ 重要な記事すべての登録や上位表示
未登録 90ページ 各URLを登録すべきかどうか
外部リンク 5本・3サイト すべてのリンクの網羅、順位への影響

出典は社内診断「インデックス・サイトマップ・リンク」です。[1] 検索パフォーマンスの37日間の合計ではなく、10月16日に画面を閲覧した時点の記録です。登録数やリンク数の増減を述べるには、別の時点で同じ条件の記録が必要になります。

登録済みと未登録の内訳

未登録90ページは、一つの理由で検索対象から外れているわけではありません。保存資料には、検索に出さない指定、見つからないページ、取得後も登録されていないページなどが含まれます。すべてを同じ修正対象にすると、意図的な設定まで変えてしまいます。[1]

保存された理由 件数
noindex(検索に出さない指定) 41
404(ページが見つからない) 13
検出-インデックス未登録 26
クロール済み-インデックス未登録 6
リダイレクト 2
canonicalの代替ページ 1
401(認証が必要) 1

取得日は10月16日、対象はサイトのページ登録状況です。出典は社内診断の未登録内訳で、合計は90になります。[1] 別のURLへ移動する転送や、代表URLを指定した重複ページまで、必ず異常とは言えません。[6]

今回、未登録の具体的なURL一覧は取得できていません。445ページが登録済みでも、重要な記事が含まれるかは別途確認が必要です。自社で点検するなら、公開したい記事のURLから調べ、登録を意図しない管理用ページなどと分けます。

被リンク3サイト・5本と記事へのリンク

保存されたリンクレポートでは、外部リンクは3サイトから合計5本でした。リンク先はトップページに4本、ブログ一覧に1本で、個別記事へのリンクはこの記録では確認されていません。[1]

リンク元サイト 記録されたリンク数
startuphub.ai 3
kairos-corp.net 1
youtube.com 1

出典は社内診断のリンク欄、取得日は2026年10月16日です。[1] 特定の37日間に新しく獲得した本数ではなく、その時点のレポートの記録です。Googleのリンクレポートには表示対象や件数の制限があるため、インターネット全体のリンクを完全に数えた値としては扱いません。[7]

この数字は、記事を引用・紹介してもらう余地を考える材料になります。一方、5本だから順位が低いと因果を確定したり、何本獲得すれば上がると目標値を作ったりはできません。自社調査を公開する場合は、対象・期間・測り方を近くに添え、読み手が正しく参照できる表を用意することから始めます。

本文内部リンクは診断時の確認範囲を明示する

記事本文から関連記事へ張るリンクと、全ページ共通のナビゲーションは分けて確認します。メニューにブログへのリンクがあっても、読んでいる疑問の続きを別の記事へ案内できているとは限りません。

10月16日の診断では、保存された記事原稿92本を調べ、AIO主軸記事へ本文からリンクする日本語記事を5本確認しています。[1] これは、その92本での確認結果です。当時、DBだけで公開された残りの本文は確認できておらず、全公開記事のリンク数にはできません。

同じ資料にあるGSCの内部リンク1,176本も、本文リンクだけを数えた値ではありません。[1] メニューやフッターからのリンクを含む記録と、本文を読んで調べた記録を合算しないようにします。別の日に全記事を調べ直した結果があれば、取得日を分けて報告します。

実際の点検では、本文を読み、次に必要な説明がどの記事にあるかを選びます。単にリンクの本数を増やすのではなく、リンクの文言から移動先の内容が分かることを確認します。主軸記事を読む人と具体的な手順を探す人の両方が、必要な説明へ進めるかを見ます。

記事が増えても流入が伸びない原因は、まだ仮説

保存された観測、原因の仮説、未測定の項目を分ける三分類の図

大量公開、題材の重なり、リンク不足は検証する候補であり、今回の記録で確定した原因ではありません。 低い順位と同時に見つかった特徴を、そのまま原因と呼ばないようにします。

区分 今回書けること 次に必要な確認
保存された観測 可視16クリック中15回が指名検索 同条件の語別記録を継続
保存された観測 外部リンクの記録は5本・3サイト 次回も取得日・リンク先を記録
仮説 題材の重なりが検索での評価を分散させた 同じ語で出るURLと本文を照合
仮説 大量公開が低順位につながった 他の変更や公開後日数を含めて検証
未測定 AI経由の訪問・問い合わせへの寄与 流入と成果の別の計測

観測欄の根拠は社内診断です。[1] 仮説と次の確認は当社の検討事項で、実施済みの検証ではありません。この表を分けることで、低い数字を隠さず、分かっていない原因も説明できます。

大量公開と低順位の因果は未検証

短期間に多く公開したことと、順位が低かったことは、同時に記録された別の事実です。公開頻度だけを変えた比較をしていないため、大量公開を低順位の原因と確定できません。少なく公開すれば必ず上がるという裏返しの主張もできません。

元資料には、9月24日や10月5日などにまとめて公開した記録があります。[1] ただし、記事の題材、公開からの日数、内部リンク、外部での紹介も同じ期間に違い得ます。どの要素が影響したかを調べるには、公開日ごとの一覧と変更履歴が必要です。

Googleのガイダンスでは、生成AIを使って価値を加えず大量のページを作ることが、スパムポリシーに違反する可能性として説明されています。[8] これは、何本以上なら違反という基準ではありません。当社に違反判定が出たという証拠にも使えません。

当社は新規公開を減らし、調査・改稿・記事間の案内に時間を回す方針です。制作体制の見直しとして選んだもので、順位上昇が実証された施策として紹介するものではありません。今後は、変更内容と、その後に観察した数字を別々に残して評価します。

同じ検索語で競合するURLは未確認

似た題材の記事があることだけでは、検索で記事同士が競合しているとは確定できません。同じ語で複数のURLが表示される状況と、それが成果を妨げているかを分けて調べます。今回、その組み合わせのデータは未取得です。

確認する際は、一つの検索語を選び、その語で表示されたページを一覧にします。次に各ページを読み、定義を知りたい人、費用を比べたい人、操作したい人に、それぞれ違う答えを渡しているかを見ます。同じ語でも読む目的が異なる場合があります。

たとえば、AIOの意味を説明するページと、計測ツールを選ぶページは、関連していても役割が違います。一方、タイトルだけを変え、同じ説明を繰り返しているなら、既存ページの更新を検討できます。これは本文を比較したうえでの編集判断です。

統合や削除は、検索語の一覧だけで決めません。今あるリンクや訪問、読者に必要な説明が失われないかも確認します。

当社の今回の制作では、既存URLの削除や転送は実施していません。まず担当する疑問を明確にし、主軸と詳しい記事を本文のリンクでつなぐ段階です。

AI利用の有無と記事の価値を分けて考える

AIを使ったかどうかだけで、記事の有用性を判断することはできません。読者の疑問への答え、根拠、実際に確かめた情報があるかを、一つずつ本文で見ます。Googleも正確性・品質・関連性を重視し、公開前の事実確認を案内しています。[8]

AIの下書きが自然な文章でも、対象期間の違う数字を並べていれば判断を誤ります。今回であれば、米国のCTRを英語記事の値として使うことや、見える検索語の比率を全体へ広げることが該当します。文体の推敲だけでは直せない部分です。

独自の価値は、良い結果だけを出すことでもありません。伸びなかった記録でも、期間・対象・取得方法が分かり、未測定を区別できれば、次の判断に使えます。当社の資料に残った集計不一致も、根拠がないまま整った数字へ直すより、照合が必要な箇所として示します。

公開前に確認する対象は本文に加え、タイトルや画像、説明文にも広がります。AI記事の数字・条件・出典を照合する公開前チェックでは、その手順を扱っています。弱い観測を画像の大きな見出しだけで強い成果に変えないことも、今回の制作で守る基準です。

Search Consoleを使って次の企画を決める

ページと検索語を確認し、本文を読んで次の編集を決める手順図

次の企画は、すでに表示されている検索語と、その語で読まれるページを一組にして考えます。 本数を追加する前に、既存の答えを直すべきか、新しい疑問を扱うべきかを選びます。

以下は、今回の未取得データを補うための読者向け手順です。当社で取得を完了した結果として示すものではありません。自社サイトのSearch Consoleを閲覧できるGoogleアカウントと、調べたい公開ページのURLを用意します。

最初に知りたいのは、どの語に答えが足りないかです。検索語の表示があるページを読み、タイトル、冒頭、見出し、具体例が検索した人の目的と合っているかを確かめます。GoogleのAI機能でも通常の検索の基本が適用されるため、特別なAI専用の書式を増やすことから始める必要はありません。[9]

自社でページ×検索語の表を作る

一つのページに絞ってから検索語を見ると、そのページがどんな疑問の入口になっているかを調べられます。Search Consoleを開き、自社サイトの検索パフォーマンスで、検索結果のレポートを選びます。

  1. 期間を決め、検索タイプをウェブにそろえます。
  2. クリック数・表示回数・平均CTR・平均掲載順位を表示します。
  3. 「ページ」の表で調べるURLの行を選びます。
  4. ページの絞り込みを確認し、「クエリ」へ切り替えます。
  5. 必要なら国・デバイスを指定し、条件と取得日を残します。

表の行を選ぶとフィルタが適用されること、条件を追加・変更できることは、Googleの公式ヘルプで確認できます。[10] ページと語の一覧を別々に取得して推定で結合するのではなく、選んだページの条件が残った状態で語を読みます。

結果が空なら、ページのURL、期間、絞り込みを見直します。データがない状態をゼロと決めず、未取得と記録します。

次に別ページへ進む際は前のページ条件を外し、同じ期間で取り直します。保存した表に対象URLと取得条件がそろえば、本文を読み直す材料ができた状態です。

11〜30位の改稿と主軸の強化を選ぶ

すでに表示されている語で11〜30位のページは、当社では改稿候補として先に読みます。これは作業の優先順位を決める編集上の目安で、Googleの推奨順位帯や改善の保証ではありません。表示回数と、読者に答えられる内容も合わせて見ます。

調べて分かったこと 次に行う編集
既存ページに表示があり、答えが足りない 根拠のある説明・条件・具体例を追記
総合記事に基本の答えがなく、別記事へ分散 主軸に要点を集め、詳細へリンク
既存と異なる疑問に答える資料がある 新規企画として重複と根拠を確認
表示や検索語を確認できない 計測条件を点検し、判断を保留

表は当社の判断案で、実測された効果の比較ではありません。表示がある語をタイトルから外す前に、その疑問への答えが残るかを確認します。新しい言葉へ置き換えるだけでは、すでに読んでいる人の入口を狭める可能性があります。

主軸記事に全部の詳細を詰め込む必要もありません。全体のやり方や判断に必要な要点を置き、詳しい手順へ自然につなぎます。改稿後はそのページだけで中心の疑問へ答えられるかを、目次と冒頭から読み直します。

変更日・28日後・未測定を記録する

変更した内容と日付を残し、同じ条件の期間で表示・クリックを比較します。当社では変更前後28日を初回比較の目安にしますが、28日で効果が判定できるという意味ではありません。件数が少なければ、判断を保留して観察を続けます。

記録するのは、URL、対象の検索語、変更日、直した説明、比較期間、国・端末・検索タイプです。あわせて、同じ時期に広告やサイト構成を変えていないかも残します。数値の増減があっても、記事の改稿だけが原因と決めないためです。

記録欄 自社で書く内容
対象・変更 URL、検索語、変更日、修正した箇所
比較条件 変更前後の開始・終了日、国、端末、検索種別
観察した結果 表示・クリック・CTR・平均順位を別々に記入
未測定・次の確認 取得できなかった項目、再確認日、担当者

この表は記入用で、効果が出た実績ではありません。当社の今回の記録では、週別系列の照合、ページと語の組み合わせ、AI経由の訪問や問い合わせが残る確認項目です。本数をさらに増やす前に、どのページが、どの疑問への答えとして選ばれたかを確かめるところから進めます。

よくある質問

Q. 353本の記事は、37日間に新しく公開した本数ですか?
厳密には確定していません。日本語206本・英語147本は10月16日の保存診断にある公開記事数です。検索期間の末日である10月13日時点の一覧と一致するかは未確認です。
Q. クリックのほとんどが指名検索だったのですか?
検索語を確認できた16クリックに限ると、15回が「agentsignal」でした。サイト全体84クリックのすべてに検索語が付いているわけではないため、全体の指名比率にはできません。
Q. AIで大量に記事を作ったことが、低順位の原因ですか?
今回の観測だけでは判断できません。AI利用や公開頻度だけを変えた比較はなく、公開後の日数、題材、リンクなども切り分けていません。
Q. 自社で同じ確認をするには、何から始めますか?
Search Consoleで期間・検索タイプをそろえ、ページのURLを選んでからクエリを確認します。対象URL、検索語、国・端末、取得日を残し、既存記事に足りない答えがあるかを読み直します。
Q. 被リンクが5本だと、記事は上位に表示されないのでしょうか?
5本という記録だけで、順位が低い原因は決められません。リンクレポートは全リンクを網羅するものではなく、記事の内容や検索語、公開後の期間なども別に確認する必要があります。
Q. 改稿して28日後には、効果を判断できますか?
28日は当社が初回比較に使う目安で、効果が確定する期限ではありません。同じ期間・対象・条件で比べ、件数が少なければ判断を保留して観察を続けます。

出典・参考データ

  1. [1] AgentSignal「2026年10月16日 GSC・SEO診断」保存資料。元データは当社Search Console(閲覧権限が必要) (AgentSignal) — 取得 2026-10-20
  2. [2] Google Search Console ヘルプ:検索パフォーマンスのディメンションとグループ化 (Google Search Console ヘルプ) — 取得 2026-10-20
  3. [3] Google Search Console ヘルプ:検索結果のパフォーマンス レポート (Google Search Console ヘルプ) — 取得 2026-10-20
  4. [4] Google Search Console ヘルプ:検索パフォーマンスのデータの不一致 (Google Search Console ヘルプ) — 取得 2026-10-20
  5. [5] Google Search Console ヘルプ:検索パフォーマンスのデータについて (Google Search Console ヘルプ) — 取得 2026-10-20
  6. [6] Google Search Console ヘルプ:ページ インデックス登録レポート (Google Search Console ヘルプ) — 取得 2026-10-20
  7. [7] Google Search Console ヘルプ:リンクレポート (Google Search Console ヘルプ) — 取得 2026-10-20
  8. [8] Google Search Central:ウェブサイトでの生成AIコンテンツの使用に関するガイダンス (Google Search Central) — 取得 2026-10-20
  9. [9] Google Search Central:AI機能とウェブサイト (Google Search Central) — 取得 2026-10-20
  10. [10] Google Search Console ヘルプ:検索パフォーマンスのデータをフィルタする (Google Search Console ヘルプ) — 取得 2026-10-20

この記事を書いた人

水島 翔吾

株式会社kairos 代表取締役 / AgentSignal 開発者

AI クローラー・AI 流入計測と AIO 診断ツール AgentSignal を開発。実測データを元に AI 検索時代の計測と対策を書いています。

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