GTIN・JANコードとは?Googleに伝える商品番号の選び方

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GTIN・JANコードとは?Googleに伝える商品番号の選び方

国内通販の商品表を管理する担当者向けに、JAN・GTIN・MPNと店内管理番号の違いを解説します。仕入れ品、自社商品、手作り品で登録する情報を選び、Merchant Centerで誤った「番号なし」の警告を修正する方法を案内します。

GTINは、販売店をまたいで同じ商品を識別するための共通番号です。日本の商品包装で見かけるJANコードも、GTINの一種です。Googleへ商品情報を送る際に正しい番号を登録すると、Googleが商品を把握し、検索する人と商品を結び付ける助けになります。[1][3]

商品表の番号が空欄でも、店内の管理番号で埋めてはいけません。この記事では、仕入れ品・自社商品・手作り品で何を調べて登録するかを選べるようにします。後半では、Googleへ誤って「番号なし」と伝えた場合の修正方法を案内します。[3][6]

参照確認日:2026年9月14日。GS1 JapanとGoogleの公開資料に基づく案内で、実アカウントでの編集や登録申請は実行していません。

1. JAN・MPN・店内管理番号は用途が違う

店内管理番号は自店の商品管理に使い、GTINは他店でも共通の商品を見分けるために使います。 Googleの商品データでは、それぞれの役割に合う欄へ情報を入れます。似た商品や店独自の番号をGTINとして送ると、不承認になることがあります。[3]

例えば、青い500mLの水筒を1本ずつ売る場面を考えます。この水筒は説明用の架空の商品です。同じメーカーの同じ商品なら、店ごとの管理番号が違っても、メーカーが割り当てたGTINは共通です。[3]

名前 何を表すか 商品表での扱い
店内管理番号・SKU 店が在庫などを管理するために付ける番号 GTINの代わりに使わない
GTIN(JANなど) 販売店をまたいで商品を識別する番号 gtinへ、その商品に割り当てられた値を入れる
MPN メーカーが製品を区別するために付ける製品番号 mpnへ、メーカーの正しい値を入れる
ブランド 商品に表示されるブランド名 brandへ、該当するブランドを入れる

SKUは店内管理用の番号、MPNはメーカーの製品番号です。英数字の見た目が似ていても、仕入れ品のMPNを販売店が独自に作ることはできません。商品表の列名だけで判断せず、誰が付けた番号なのかを確かめます。[3][5]

JANには、13桁の標準タイプであるGTIN-13と、8桁の短縮タイプであるGTIN-8があります。GTINには北米で使われる12桁や、集合包装などに使われる14桁もあります。「商品番号はすべて13桁」と考えて、輸入品の番号を作り替えないようにします。[1]

同じ商品のGTINは共通で店内管理番号は店ごとに異なる

2. 仕入れ品は実物の包装から確認する

この確認では、商品表の1行と、実際に販売する商品が同じものかを確かめます。水筒の例なら「青・500mL・1本」の実物の包装を使います。実作業では、自店で販売する商品の包装と、その商品に対応する表の行に置き換えてください。

包装の数字と商品の仕様を照合する

まず、商品の包装にあるJANなどの数字を確認します。店内管理用のラベルが貼られている場合は、その番号をJANだと決めつけないでください。包装から確認できなければ、メーカーや販売代理店に正しい番号を問い合わせます。[3]

問い合わせる際は、商品名だけでなく、色・容量・販売単位を伝えると照合対象が明確になります。水筒なら「青い500mLの1本売りに割り当てられたGTINとMPNを知りたい」という聞き方です。似た商品の番号を検索で見つけても、そのまま流用はしません。[2][3]

色や容量が違う商品には、異なるJANを設定するのがGS1 Japanの基準です。また、単品の水筒と、それを複数入れた出荷用ケースは区別が必要です。ケースの番号を、1本売りの商品表へ無条件に転記してはいけません。[1][2]

同じ水筒2本など、同一商品の複数個セットを考えます。メーカーが作った複数個入りの商品を売る場合と、店が単品をまとめて売る場合では、Googleに渡す番号の扱いが異なります。前者は複数個入り商品自体の番号、後者は個々の商品の番号を使う案内です。主商品と付属品を組み合わせたセットは別の扱いです。販売店がその組み合わせを作った場合は、主商品の識別情報を使います。[3][5]

チェックデジットだけで正解と判断しない

チェックデジットは、入力や読み取りの誤りを見つけるため、計算で求める末尾の数字です。桁数や計算の整合を確認する助けになりますが、その番号が目の前の商品に割り当てられている証明にはなりません。[1][3]

例えば、別の色の水筒の番号を転記すれば、計算が合っていても商品との対応は間違っています。番号の形式と、色・容量・販売単位の一致を別々に確認してください。この記事では実在するJANの数字を例示せず、実物から確認する方法に限定しています。

色違い・サイズ違いの商品表を扱う場合は、商品ごとの情報を分ける考え方も確認できます。

3. 空欄の理由によって登録内容を選ぶ

「番号がない」と「番号が分からない」は、登録上の扱いが違います。 GoogleのIDの有無、identifier_existsは、商品を識別する情報が存在するかを伝える項目です。英語のfalseは「ない」を表し、「調査中」を意味しません。[3][4]

商品表に空欄があったら、まず次のどの状態なのかを選びます。未確認の値を埋めることより、実物やメーカーの情報と一致させることを優先します。[3]

確認できた状態 入力の判断
GTINがあり、正しい値も分かる 実物・メーカー情報と一致するGTINを登録する
番号が存在するが、値を入手できていない 不明な欄は空欄にし、確認を続ける。店内番号で代用しない
GTINはないが、ブランドやMPNはある GTINは作らず、存在する情報を登録する
新品でGTIN・MPN・ブランドがなく、未割り当てだと明らか identifier_existsにfalseまたはnoを英語で指定する

表の最後の条件に当てはまらないまま、空欄を隠すためにfalseを使わないでください。Googleが固有の商品情報の存在を確認すると、誤った「番号なし」の指定として警告が出ることがあります。[4]

MPN専用の公式ページでは、メーカーがGTINを割り当てていない商品には、原則としてMPNが必要とされています。ただし、明確なMPNがない商品やカスタムメイド商品は任意です。不明なMPNを推測して埋めることも認められていません。[5]

ブランドにも商品に応じた条件があります。映画・書籍・音楽など、ブランドが明確に関連付けられていない商品では、ブランドの登録は不要です。すべての商品で同じ3欄を必ず埋める、という運用にはしないでください。[3]

番号の確認結果によって登録と調査を分ける判断図

4. 自社商品と手作り品は、番号を付ける立場も確認する

自社ブランドのJANを新たに用意する場合

水筒が仕入れ品ではなく、自社ブランドの新商品なら、自社が番号を設定する側になる場合があります。GS1 Japanの案内では、商品のブランドを持つ事業者がGS1事業者コードを申請し、商品にJANを設定します。GS1事業者コードは、JANの一部として事業者を表すために貸与される番号です。[1][2]

新たなJANの用意を検討する担当者は、GS1 Japanの公式作成手順を開き、「ステップ1」の新規登録案内を確認します。新規申請では、申告する商品アイテムの利用予定数を基に事業者コードが貸与されます。すでに事業者コードの貸与を受けている場合は、この新規登録手続きは不要です。[2]

貸与後は、事業者が個々の商品を表す部分の番号を重複なく設定し、チェックデジットを計算します。青と赤の水筒を別商品として扱うなら、商品ごとに番号を分けます。販売を終えた商品のJANを、別の商品へ使い回すこともできません。[2]

公式手順には、番号設定後のバーコード印刷や出荷時の情報伝達まで示されています。一方、本記事では申込フォームの入力欄や費用、貸与完了画面は確認していません。ここで案内するのは、仕入れ先へ照会する立場か、自社で登録を検討する立場かを選ぶところまでです。

手作りという理由だけで「番号なし」にしない

手作り品でも、自社がメーカーとしてブランドやMPNを持つ場合があります。Googleは、公式なブランドがない商品のメーカーに対し、ショップ名をブランドに使う方法を案内しています。商品のメーカーで販売者が他にいない場合には、固有の番号をMPNとして指定する案内もあります。[3]

これは、他社から仕入れた商品の製品番号を、店が勝手に作ってよいという意味ではありません。メーカーでない販売店は、メーカーが割り当てたMPNを使います。GTINがないことだけを理由に、ブランドやMPNまで消さないようにします。[3][5]

一方、新品の一点ものなどでGTIN・MPN・ブランドがなく、割り当てもないことが明らかなら、identifier_exists=falseの対象になります。判断するのは「手作りかどうか」だけでなく、その商品に識別情報があるかどうかです。[4]

5. Googleへ誤って送った「番号なし」を修正する

Merchant Centerは、Googleの商品掲載用データを管理するサービスです。ここでは「商品 ID が正しくありません」という問題のうち、GTINがあると思われる商品にidentifier_exists=falseを送ったケースを扱います。Googleの公式案内では、正しいIDが設定されるまで、その商品は承認されません。[6]

修正する担当者は、対象店の商品を編集できるGoogleアカウントと、照合済みのGTINを用意します。以下はMerchant Centerでの個別編集と、アップロードする商品表の修正内容です。外部の通販サービスから連携している場合、そのサービス内の画面操作は対象外です。[3][6]

画面から1商品のGTINを追加する

この操作では、警告対象の水筒に、実物で確認した番号を追加します。別の色や容量の行を修正しないよう、編集前に商品名と仕様を照合してください。

  1. 対象の問題を探します。 Merchant Centerにログインし、[商品]から[注意が必要]を開きます。表の上のフィルタで対象の問題を絞り、修正する商品のタイトルを選びます。[6]
  2. 確認済みの番号を入れます。 [商品を編集]を選び、GTINの欄へ実物の包装で確認した数字を入れます。水筒の例では「青・500mL・1本」の番号を使い、[保存]を選びます。[3][6]

個別編集について公式ページで確認できるのは、GTINの追加と保存の手順です。identifier_existsを変更する入力欄の位置は示されていないため、未確認の画面操作は案内しません。商品表からfalseを送っている場合は、次の修正内容も確認します。

商品表から「番号なし」を送っている場合

元の商品表では、該当商品のidentifier_existsをtrueに変更し、gtinへ有効な番号を指定する方法が公式に示されています。水筒の行なら、画面で追加したものと同じ実物の番号を使います。trueだけを入れて、分かっているGTINを空欄のままにする修正ではありません。[6]

複数の商品を直す場合は、[注意が必要]のダウンロードアイコンから対象商品の一覧を取得できます。その一覧と、普段アップロードしている商品表を照合して修正します。修正後は従来のアップロード方法で再送信する案内ですが、方式ごとの送信画面は今回の参照資料では確認できていません。[6]

保存後は、同じ問題が消えたかを確認する

変更が[注意が必要]へ反映されるまで、24〜72時間かかることがあります。保存直後の表示だけで失敗と判断せず、反映後に対象の問題が表示されなくなったかを確認します。問題が残る場合は、実物の番号と送信している商品表を再照合します。[6]

番号の修正から反映後の問題確認までの流れ

この確認で分かるのは、対象の商品IDの問題が解消したかどうかです。GTINがある商品を正しく登録することは商品掲載の基礎になりますが、検索結果の表示位置や売上を保証するものではありません。[3][6]

自店の作業は、仕入れ品なら実物・メーカー情報との照合、自社商品なら番号を設定する立場の確認から選べます。番号が分からない商品は調査中として扱い、本当に識別情報がない商品と分けて管理してください。Googleへの無料の商品掲載について、準備全体を確認したい場合はこちらで扱っています。

よくある質問

Q. JANコードとGTINは別の番号ですか?
JANはGTINという商品識別番号の総称に含まれます。13桁のJANはGTIN-13、8桁のJANはGTIN-8です。GTINには12桁や14桁の種類もあります。[1]
Q. JANが見つからないとき、店内管理番号をGTINへ入れてもよいですか?
入れてはいけません。商品の包装を確認し、分からなければメーカーや販売代理店へ照会します。番号が存在していて値を入手できない場合は、不明な欄を空欄にし、推測した番号で埋めないようにします。[3]
Q. 手作り品はidentifier_existsをfalseにしますか?
手作りという理由だけでは決まりません。新品でGTIN・MPN・ブランドがなく、未割り当てだと明らかな場合にfalseまたはnoを使います。自社がメーカーとしてブランドやMPNを持つ場合は、その情報を登録します。[3][4][5]
Q. チェックデジットの計算が合えば、正しい商品番号ですか?
計算の整合だけでは、販売する商品に割り当てられた番号だと保証できません。別の色や容量の商品番号でも計算は合う場合があるため、実物の包装と商品表の仕様も照合します。[1][2][3]
Q. Merchant CenterでGTINを修正したのに警告が残る場合は?
変更が[注意が必要]へ反映されるまで24〜72時間かかることがあります。反映後に対象の問題を確認し、残る場合は実物のGTINと送信元の商品表を再照合します。商品表から誤ったfalseを送っている場合は、その指定も修正対象です。[6]

出典・参考データ

  1. [1] GTINとは | GTIN(商品識別コード) | 識別コード | 標準化活動 | GS1 Japan 一般財団法人流通システム開発センター (GS1 Japan) — 取得 2026-09-14
  2. [2] GTIN(JANコード)の作成手順 | GS1事業者コード・GTIN(JANコード) | 各種コード登録・概要 | GS1 Japan 一般財団法人流通システム開発センター (GS1 Japan) — 取得 2026-09-14
  3. [3] 固有商品 ID について - Google Merchant Center ヘルプ (Google) — 取得 2026-09-14
  4. [4] ID の有無 [identifier_exists] - Google Merchant Center ヘルプ (Google) — 取得 2026-09-14
  5. [5] MPN [mpn] - Google Merchant Center ヘルプ (Google) — 取得 2026-09-14
  6. [6] 修正方法: 商品 ID が正しくありません - Google Merchant Center ヘルプ (Google) — 取得 2026-09-14

この記事を書いた人

水島 翔吾

株式会社kairos 代表取締役 / AgentSignal 開発者

AI クローラー・AI 流入計測と AIO 診断ツール AgentSignal を開発。実測データを元に AI 検索時代の計測と対策を書いています。

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